自由と自然そして優美を愛でる、Solo Milloのエスプリ


生命のサイクルは「再生」の繰り返しである
とSolo Millo(ソロミロ)のデザイナー、フランシーヌは言う。
これこそが、彼女のクリエーションに欠かせない要素であり、
Solo Milloのエスプリとなっている。





大切なもの


非日常の経験を通して、色々なことを感じられる「旅」が好きと語るフランシーヌ。中でもチュニジアに行った時の砂漠での体験は衝撃的だった。砂漠を旅していたある日、経験をしたことのない砂嵐に遭遇し、2日間原住民であるベルベル人のテントに匿ってもらった。細かな砂がまるで霧のように視界をさえぎり、耳や目、体を包み込んだその経験は忘れがたいものとなった。物語やテレビで目にし、想像した事はあれど、実際自身が遭遇し、体験したことは想像を遥かに超えるものだった。このような経験から、旅を通して得た掛け替えの無い体験は、少なくとも彼女の、そして表現することの礎となっている。
幼い頃、父親の仕事の関係で森深い地域に住み、彼女の日常とは、まさに大自然に抱かれた日々だった。自然がもたらすものは、人々が生きる上で非常に大切な事象である。様々な環境に身をおき、色々な表情を持つ自然と対峙することは、驚きと共に、豊かな表現のアイディアと、自身のエスプリを生み出すものと信じている。


日常


長くパリに住んでいた彼女は、2012年よりオルレアンに居を移す。フランス、ロワール川の右岸に広がり、聖女ジャンヌ・ダルクが活躍したことでも有名な古都。ルネサンス以降、ロワール渓谷沿いを訪れる富豪たちが居を構え発展し、旧家が多く古き良き風情を残す。穏やかな時間の流れと、豊かな自然、美しいフランス語を話す人々が暮らす街だ。



彼女の日常は、生活と共に制作活動がある。仕事の合間にマルシェを訪れ、ロワール沿いを自転車で散策する。クリエーションに向き合う日々は、彼女の「生きる」に密接した濃密な時を湛える。

「私の日常の中には常にクリエーションがある」


全ての体験を通して、物を作り、感じる。それはオルレアンでの日常も、訪れる先々でも同じ。それが彼女のエスプリを開放させる。螺旋を描くような独特なシェイプ。繭や螺旋を描くスタイルは、自身をプロテクションすることの象徴である、と語る。ただ彼女は、そこに閉じこもったままではなく、いつかそこから脱皮する自分を想像する。再生の象徴としての一過性のプロテクションを表現すると言う。現に彼女のコレクションからは、躍動感を感じ、単に身を守る鎧のような堅牢さは無い。
常にアクティブに探究心を持つ彼女は、取り巻く環境が自分にとって心地良いものばかりではない事を知っている。ストレスや、予期せぬ攻撃から身を守るシェルターであると同時に、その殻を破り再生するまでをイメージしている。

-PROFILE-


フランシーヌ・ミロ

1968~1973年、フランス・ナンシーにあるBaeux Artsに絵画を学ぶ。以降、テキスタイルに興味を持ち、1983年よりMODEの世界へ。アクセサリーやバック、帽子など様々なアイテムを手掛け、現在では帽子やアートピースの制作を中心にクリエーション活動を行う。



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