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Episode.06 アッシュ・ペー行脚の軌跡


高窪 真理さん

よく訪れるお店
goldie H.P.FRANCE、Lamp harajuku、destination Tokyo、H.P.DECO
 


 

母から受け継いだファッションへの愛


私がファッションを好きになった理由は、母の影響が大きいと思います。幼い頃は、私を連れて色々なインポートのセレクトショップへお買い物に行っていたし、私に着せる服にも並々ならぬこだわりを持っていました。実家が京都にあったので、母は藤井大丸のアッシュ・ペー・フランスのお店を度々訪れていたようで、JAMIN PUECH(ジャマン・ピュエッシュ)のバッグを愛用していました。 私自身はというと、結婚後は九州で子育てに追われてお洒落から少し遠ざかっていたのですが、里帰りをしたある時、母が「あなた、こういうの好きでしょ」と言って、藤井大丸のH.P.FRANCE Boutiqueで買った揃いのカボションリングと、SERGE THORAVAL(セルジュトラヴァル)のマイユリングをプレゼントしてくれました。それ以来私も実家へ戻る度に、しばしばアッシュ・ペー・フランスのお店を覗くようになりました。

 母が買ってくれたリングが、自分にとって最初のアッシュ・ペー アイテムに。 (写真)左・中央 カボションリング ATELIER GERALDINE VALLUET / 右 マイユリング SERGE THORAVAL(全て本人私物)
その後東京へ移り、渋谷PARCOにもアッシュ・ペー・フランスのお店があると聞いてgoldie H.P. FRANCEを初めて訪れました。沢山可愛いものが並んでいる中で、最初に買ったのはJAMIN PUECH(ジャマン・ピュエッシュ)のバッグ。フレンチカジュアルなスタイルが好きで、ストールやバッグ、アクセサリーなどファッション小物を集めるようになりました。その当時から今まで15年以上に渡り、お付き合いのあるスタッフさんもいらっしゃいます。

お洋服はLamp harajuku、destination Tokyoやライチ、WALL、D-due H.P.FRANCEを覗いたり、インテリアはH.P.DECOやNathalie Lété(ナタリー・レテ)のグッズを揃えたりと、本当に色々なお店を巡っていて、まさに「アッシュ・ペー行脚」してきました(笑)。昔からショッパーを集めるのが好きで断捨離しようにもなかなか捨てられないのですが、アッシュ・ペー・フランスのショッパーは、今は無くなってしまったお店のものも含めて、大切に保管しています。

リング SERGE THORAVAL / ブラウス Horror Vacui / パンツ BASERANGE / シューズ Lamp harajuku Selection(全て本人私物)
minä perhonen(ミナ ペルホネン)は最初に買ったブラウスから気に入り、プリントを中心に沢山集めています。以前、青山のスパイラルで開催されたアーカイブ展も訪れましたが、過去作品でも全く古さを感じさせない、その斬新なデザインにますます惹かれました。
minä perhonenのプリントコレクション。(全て本人私物)
keisuke kandaのボーダーコレクション(全て本人私物)。単なるボーダーのトップスではなく、オリジナルのステッチや手刷りのプリントなど、人の手が加えられていることが伝わってきます。

毒のある可愛さに惹かれる


アッシュ・ペー・フランスの魅力は、とにかくセレクトの面白さ。そして、セレクトされているそれぞれの作品が、ただ可愛いだけでなく、何となく「毒気」があり、どこか歪んだ美しさを放っているところが共通していると思います。昔からリメイクものが好きで、正方形よりも歪んだ四角形、新品よりもアンティークやヴィンテージに惹かれる私にとって、アッシュ・ペー・フランスのお店にあるアイテムは、どれも他では出会えない魅力的なものばかりです。

  
毒気とアンティーク要素が絶妙なThe Magpie & The Wardrobe(ザ・マグパイ・アンド・ザ・ワードローブ)は、アッシュ・ペー・フランスの中でも特にお気に入りのブランド。Lamp harajukuのお洋服との相性も良いです。凝った作りの箱も含めてデザイナー・サムのこだわりが詰まっているので、箱も宝物。過去にはIOSSELLIANI、JAMIN PUECH、MUHLBAUER、COLLECTION PRIVEE?など、度々デザイナーの来日パーティーに参加しましたが、サムが来日した時のドールハウスイベントも印象的でした。

The Magpie & The Wardrobeの一点物コレクション(全て本人私物)
Nathalie Lété(ナタリー・レテ)は、ウサギやエッフェル塔のモチーフがお気に入り。眼鏡ケース、コップ、タオル、お皿など日常的に使えるアイテムが多いので、いつも愛用しています。私の中でファッションと言えば、やはりパリへの憧れがベースにありますが、アッシュ・ペー・フランスが紹介されている商品からは、フランスのキーワードを至るところに感じます。

 Nathalie Létéの雑貨コレクション(全て本人私物)


アッシュ・ペー・フランスのお店では個性的なスタッフが多く、皆ファッションもバッチリ決めているので最初は敷居が高いという声も聞きますが、私はそうは思いません。皆さんすごく人柄が良くて、いつも歓待してくださって、本当に良い時間を過ごしています。
特にコロナ禍で人と関わる機会が減ってしまってからは、お店に伺う度に皆さんと楽しくお話をすることで癒されていました。そして、お店に行くと何かしら嬉しいお土産があるので、「また可愛いものが増えたな」という満足感と共に、幸せな気持ちに浸っています。