フェイスブックアイコン インスタグラムアイコン ツイッターアイコン

Episode.02 クリエイタージュエリーに囲まれて


畑山 菜々子

H.P.FRANCE BIJOUX 表参道店 店長
   


 

ジュエリーで磨かれた感性


H.P.FRANCE BIJOUXとの最初の出会いは学生時代、10代ながら都内や地元にあったアッシュ・ペー・フランスのお店を覗くのが好きでした。そして就職活動中に「クリエイターの感性を届ける仕事」というBIJOUXの求人広告が目に留まり、印象的なキャッチフレーズに自然と惹かれたのを覚えています。
ちょうど謝恩会を控えていた私は「何か良いモノがあれば」と、密かな高揚感を抱きながら初めてH.P.FRANCE BIJOUX 丸ノ内店へ。“森の中のバー”をイメージした店内に足を踏み入れ、魅力的な内装や作り込まれた一つ一つのショーケースに見入っていると、当時の店長に声をかけられました。「未だジュエリーの選び方も分からないし、きっと今の自分には買えないな…」と偵察のつもりで入店したのに、会話の中で徐々に緊張が解れ、気付けば自分に凄くフィットするコスチュームジュエリーを、悩んだ末にその場でお買い上げ(笑)。自分にとっても予想外の決断に、接客の意義や販売スタッフという仕事に対する期待感をより一層抱いた瞬間でした。
在学中にH.P.FRANCE BIJOUXで初めて購入したコスチュームジュエリー
普段のコーディネートのポイントは、華奢な地金ベースのゴールドジュエリー。その日の気分に合わせて同じ18Kでもイエローゴールドやホワイトゴールドでメインカラーを変えて、天然石やエナメルなど素材のアクセントや、チェーン使いのシルエットで遊びを加えます。敢えてインパクトの強いデザイン性よりも、質感の良さが伝わるヌーディーでさり気ない雰囲気を選びがちなので、そこに自分らしい重ね着けをプラスし、オリジナリティを楽しんでいます。
そしてバランス感にもこだわります。やはりスタイリングはトータルコーディネートで仕上がるので、時に引き算しながら、お洋服もジュエリーも相互に引き立つアイテムを選びます。
 お気に入りのパールコレクション (右上から時計回り)馬蹄型ネックレス ANNINA VOGEL / ピアス、ネックレス SWEET PEA / 粒々パールネックレス、一粒パールネックレス LIA DI GREGORIO / バロックパールネックレス DRAGON ROSE / ピアス、連リング LIA DI GREGORIO / リング、フープピアス SWEET PEA(全て本人私物)

パーソナルジュエリー


LOQUET LONDON(ロケット・ロンドン)のロケットペンダントは、これまでH.P.FRANCE BIJOUXで購入した中でも一番高価なアイテム。自分のアイデンティティを表すように好きなトップとチェーン、チャームをカスタマイズ出来るアイテムなので、思い入れもひとしおです。フレームがクリスタルで出来ていて、モードなデザインもお気に入り。

JACQUELINE RABUN(ジャクリーヌ・ラバン)のイニシャルネックレスは、名前のイニシャルは「N」なのですが、何故かこの「H」の左右対象なバランスと、シンプルながら高感度なデザインに惹かれて購入。その後、BROOKE GREGSON(ブルック・グレグソン)で名前にちなんだ「N」リングも手に入れました。どれも身体の一部のような感覚で毎日身に着けている、お気に入りの鉄板コレクション。日を追う毎に愛着が増すパーソナルジュエリーです。
ネックレス大 LOQUET LONDON、小 JACQUELINE RABUN / ピアス SWEET PEA
(右手)ブレスレット redline / リング 薬指 SWEET PEA、CAROLINA BUCCI(キャロリーナ・ブッチ) / 人差し指 BROOKE GREGSON
(左手)ブレスレット CAROLINA BUCCI / リング 人差し指 TOM BINNS、中指・小指 SWEET PEA(全て本人私物)


 

コレクション総数はスタッフでも随一!SWEET PEAの魅力


H.P.FRANCE BIJOUXで長年取り扱うブランドの中でも、群を抜いて沢山蒐集してきたSWEET PEA(スイートピー)。季節感を楽しめる色石からダイヤモンド、パールがアクセントの万能なプレシャスラインまで多岐に渡り愛用しています。繊細な18Kアイテムゆえにフェミニンなイメージを抱かれやすいのですが、大人の女性も楽しめる魅力が満載。
ネックレス・ピアス SWEET PEA
シーズン毎に変わるコレクションテーマは、デザイナー・シボーンの幼き日々のノスタルジックな想い出や日常のあらゆる視点が反映されていて、クリエイターの感性とは丁寧な生き方であり、常に力強くバイタリティに溢れているものなのだと気付かされます。
天然石の表情にはそれぞれ個性があり奥深く、色味やカット、バランス感などその時にしか出会えない巡り合わせ。特に、一見取り入れるのが難しそうな大小さまざまなシングルピアスは、日本女性のスタイルから組み合わせを自由に選べるようにと、20年前から敢えて国内では片耳で展開しているもの。豊富なバリエーションがあるからこそ、どこかにリンクするディテールを見つけ、自分らしいペアを選べる楽しみがあります。

2021年11月からH.P.FRANCE BIJOUX各店で始まる巡回イベント、イニシャルオーダー会“My LETTER, Love LETTER, Holes LETTER ”では、SWEET PEAからワントップのアルファベットとチェーン丈をお選びいただけるパーソナルな企画も開催予定です。こちらもぜひご注目下さい!
(右手)カラーストーンのブレスレット (左手)カラーストーンのリング SWEET PEA
ピアス SWEET PEA(全て本人私物)

好感度なベーシックジュエリーを日常使い


そしてSWEET PEA と同じくらい愛用しているブランドが、フィレンツェ ポンテベッキオに工房を構えるCAROLINA BUCCI(キャロリーナ・ブッチ)です。ベーシックに使えるシンプルなデザインも多いのですが、何気なくありそうに見えてやっぱり他にはないクオリティ。その上質感は身に付けた瞬間やデイリーユースしているうちにより一層感じられます。実用性も高く、どれも手に入れて良かったと思えるアイテムばかりです。
CAROLINA BUCCIのブレスレットはゴールドとブラックの重ね付けで、控えめながらゴージャスなコーディネート。
ピアス CAROLINA BUCCI / ネックレス 大 SWEET PEA、小 CAROLINA BUCCI(キャロリーナ・ブッチ)(全て本人私物)

今、気になるアイテムは?


CAROLINA BUCCI(キャロリーナ・ブッチ)の中でも特に憧れの、ゴールドの表面をダイヤモンドで研磨し、繊細に光るスパークリング加工を施したコレクション。昨年に一度、このハート型ピアスの購入を決意したものの、コロナの影響で入荷が見送りになりましたが、時を経てもやっぱり手に入れたい気持ちは揺らぎません。 大切に受け継がれた伝統の職人技術と現代的に洗練されたデザイナーセンスから生まれる「本物」を、もっと身近にもっと贅沢に楽しむジュエリーです。CAROLINA BUCCIならではの大人な遊び心を存分に感じる高級感は、日頃のスタイリングにプラスするだけでハッピーオーラを纏ってくれます。