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2022年春夏 H.P.FRANCE STAFF ファッション談義
「ファッションを、もっと楽しむ」


ファッションをこよなく愛するアッシュ・ペー・フランスのスタッフの中から、東京、札幌、名古屋、大阪エリアの5名のショップスタッフによるリモート談義を開催。2022年春夏シーズンに注目しているスタイルや、気になるアイテムについて語り合いました。
 


武井 万純(たけい ますみ) 2011年入社。destination Tokyo ショップスタッフ兼バイヤー。
 

中村 七海(なかむら ななみ) 2013年入社。WALL 大阪店 バイヤー。


水野 郁(みずの あや) 2013年入社。H.P.FRANCE 名古屋店 店長。
 

森川 えり(もりかわ えり) 2005年入社。Exclusive By H.P.FRANCE ショップスタッフ。


山本 麗奈(やまもと れな) 2009年入社。H.P.FRANCE 札幌店 店長。

2022年春夏シーズンの傾向は?


武井 今シーズンは、クリエイターたちの「LOVE(愛)とHAPPY(幸せ)を届けたい」という想いがより一層強く反映されたコレクションになりました。注目したいのは、ビタミンカラーをはじめポジティブで鮮やかな配色や、軽やかで美しいシルエット。私のお気に入りは、VLADIMIR KARALEEV(ブラディミア・カラリーヴ)のシースルートップスです。人々がビーチでバカンスを楽しむ様子がプリントされており、こんな時でも旅行気分を味わえる上に、ヘルシーで使い勝手の良い一着でした。
メッシュトップス ¥32,450 VLADIMIR KARALEEV / ネックレス ¥77,000 IOSSELLIANI / ピアス SASKIA DIEZ
リネンスカート ¥57,200 intoca. / サンダル ¥50,600 CHIE MIHARA
中村 道を歩くだけでフワッとなびく軽やかなシルエットや、エフォートレスで力が抜けたスタイルが多いですよね。デニムのような重い素材より、サテンやリネンのような軽い素材が主流だと思います。近年は国内の繊維技術が進化し、コットンであれポリエステルであれ上質で万能な素材が豊富なので、異素材をレイヤードして遊ぶのも楽しい。頑張ってお洒落するより、少し着崩しながら抜け感を出してみたいです。
ガウン ¥49,500、コルセット、スカート HATRA / シューズ grounds
ロングTシャツ Juana de Arco ¥13,200 / ビスチェ、メッシュトップス LilithArtDuct
武井 2021年春夏は、デザイナーたちもステイホーム中に考えたコレクションだったので、スウェットやスニーカーを合わせるカジュアルな傾向でした。対して今年は、より大胆なシルエットや、ヘルシーだけどミュールを履いたりとフォーマルなスタイルが目立ちます。また、ここ数年はハイウェストの着こなしが主流でしたが、MIUMIUのコレクションでは久々にローウェストを取り入れていて、今までにないエレガントさと抜け感を共存させた絶妙なバランスが印象的でした。

山本 アクセサリーでも、昨年は自宅で気軽に身に着けられるものが多かったですが、今シーズンはもっと前向きで大ぶりなパーツやビビットカラーが目立ちますね。ウィズコロナでも思い切りファッションを楽しもうとする、デザイナーたちの新たな提案だと思いました。

水野 FLORIAN(フローリアン)は数シーズンぶりに手描きのイラストをペイントした、ポップなコレクションを発表しています。4、5年前に出会った当時はすごく気に入りながらも買いそびれてしまったので、今回は見つけた途端に即購入しました。全体のコーディネートも、このFLORIANのネックレスを主役に考えています。
ネックレス ¥28,600 FLORIAN
コート ¥86,900、スカート ¥64,900、シャツ D-due
武井 長引くマスク生活では、イヤーアクセサリーもマスクに引っ掛からない小ぶりなものやイヤーカフを選びがちですが、この春はあえて大ぶりなアクセサリーをジャラジャラと着けて楽しみたいですね。

 

長引くコロナ生活でファッションに変化は?


森川 最近では目一杯おめかしして出掛ける機会が減ってしまったため、リアルに日常使いできる洋服へ投資をする傾向が強まっている気がします。Exclusive By H.P.FRANCEがメインで扱っているD-due(デ・ドゥエ)は、決して手の届きやすい価格帯ではありませんが、長年ブランド背景や仕立ての良さを伝え続けてきたことで、今の需要とも相まってようやくお客様にも浸透してきたと感じます。
私自身は、コロナ生活になってからもっぱらカジュアル志向でしたが、今シーズンはもっと華やかなものに惹かれます。D-dueで言うとグリーンのチェック柄やブルーのストライプなど、着るだけでハッピーになるアイテムです。コーディネートもほっこりさせ過ぎず、エレガントに着こなしたいです。
ワンピース ¥67,100、パンツ ¥58,300 D-due
ハット MUHLBAUER / ピアス IOSSELLIANI
水野 自分自身もそうですが、お客様とお話ししていると、ウィズコロナ生活を通して今まで手に取らなかった明るい色やプリント柄、着丈やラインに思い切って挑戦する方が多いように感じます。
ノースリーブトップス ¥20,900 TATA CHRISTIAN / ネックレス ¥39,600、リング ¥17,600 CLAUDINE VITRY
山本 私は元々鮮やかな色や柄が好きなので、その時の気分というのはあまり無いのですが、今シーズンは特にブルーやグリーンが目に付きました。他にもD-dueのフラワープリントやTATA CHRISTIANE(タタ・クリスティアン)の大柄モチーフなど何点かチェックしています。
どれも共通しているのは、ポジティブな気分にしてくれること。長引くコロナ禍では、街に並ぶ商品さえもダークトーンで、目に見えるもの全てが暗い世界になってしまいました。そんな時でも私たちに出来ることとは、やはりファッションの力を伝えていくことだと思います。自己満足でも良いからワガママにファッションを楽しんで、自分が好きな自分で有りたいです。

中村 日々店頭に立つ私たちにとって、毎日着る服を選び、ファッションを楽しむのはごく自然なこと。一方世の中では、コロナ禍で外出を避け、身に着けるのは手元にあるもので十分だと考える方が増えているのも事実です。そんな新しいライフスタイルにも対応しながら、その方のファッションを、もっと素敵に、特別にアップデートできるような提案をしていきたいですね。

今シーズン気になるアイテムや一押しをCHECK!

武井 destination Tokyoでは、イヤーカフが人気のアクセサリーブランド、MARIA BLACK(マリアブラック)から新たにファインコレクションの展開をスタート。14Kゴールドやダイヤモンドを使用したラグジュアリーなラインです。SERGE THORAVAL(セルジュ・トラヴァル)のシルバーアクセやIOSSELLIANI(イオッセリアーニ)の重ね付け、ZOE SHERWOOD(ゾイ・シャーウッド)のイニシャルモチーフなど、変わらない良さがある定番アイテムとファインジュエリーを合わせて、ミックス感を楽しみたいです。


上から ピアス ¥38,500、イヤーカフ ¥9,900、ピアス ¥80,300 MARIA BLACK / リング 中指 ¥38,500 SERGE THORAVAL
山本 私は今シーズン、JEROME DREYFUSS(ジェローム・ドレフュス)の新モデル“Helmet(ヘルム)”のホットピンクのバッグを購入しました。レザーバッグだとJACQUES LE CORRE(ジャック・ル・コー)を選びがちですが、今シーズンはこのリラックスしたスタイルと、肌触りも優しい曲線のシルエットに惹かれました。JEROME DREYFUSSは設立時からずっと植物由来の染料を使用し、デザイン性だけでなく環境にも配慮したブランドなので、彼が作るコレクションの良さをもっと広めていきたいと思っています。
バッグ ¥111,100 JEROME DREYFUSS / ネックレス ¥33,000 FLORIAN / リング ¥17,600 CLAUDINE VITRY
中村 WALL 大阪店のおすすめは、YEAH RIGHT!!(イェーライト)のセットアップ。個人的にもセットアップを買うことが多いですが、ベストはアウターの上に羽織るなど、レイヤードの着こなしでオールシーズン活躍すると思います。今シーズンのトレンドである「抜け感」も演出できるので、ぜひコーディネートに取り入れていただきたい一点です。
ノースリーブジャケット ¥47,300、スカート ¥44,000 YEAH RIGHT!! / シューズ grounds
Tシャツ ¥22,000 kotohayoykozawa / サスペンダー JUCO.
森川 Exclusive By H.P.FRANCEで今シーズンより型数を増やして展開しているCHIE MIHARA(チエ ミハラ)は、「良い靴」なだけでなく、美しさと履き心地の良さも兼ね備えた万能シューズ。D-dueのようなナチュラルテイストの洋服に合わせても、かっちり見せることができそうです。
シューズ ¥53,900 CHIE MIHARA / パンツ ¥28,600 HAVERSACK
ストール ¥52,800 Faliero Sarti
水野 私もCHIE MIHARAが気になっていました!歩きやすい上にしっかり可愛いという、欲しいところを全部詰め込んだアイテムですよね。あと、Faliero Sarti(ファリエロ・サルティ)の鮮やかなストールは、店頭に並んでいるだけでその色合いが可愛くて、毎日チェックしているところです。最初のトキメキが忘れられず最終的に購入を決めることが多いので、どちらも今シーズン中に手に入れることになるのではと思っています。

 

もっと、自分のためにファッションを楽しんで


武井 destination Tokyoのスタッフも皆お買い物が大好きです(笑)。私自身は、その時々のシーズンテーマが強く反映されたアイテムに惹かれやすいので、常にイメージチェンジしているかも。年齢を重ねるにつれて、幅広いファッションに挑戦するようになりました。生活スタイルが多様化している今、お客様にももっと自分勝手に、欲張りにファッションを楽しんでいただきたいです。また、destination Tokyoはインテリア雑貨やコスメも充実しているので、色々なアイテムに触れてリフレッシュして貰えたら嬉しいです。

山本 ファッションは自己表現の手段だから、出会った瞬間の「わぁっ!」っという高揚感だったり、自分自身がワクワクする気持ちを大切にしたいですね。

中村 そうですね、毎日が楽しくなるような着こなしをご提案していきたいです。アパレル業界はSNSが活発で、以前よりファッションの楽しさが世に広まりやすい時代になりました。例えばWALLの服を着て電車に乗っている時、「あの人の格好素敵だな」と周りの人に興味を持ってもらえたら、またそこからポジティブなパワーが派生していくと思います。

山本 H.P.FRANCE 札幌店は2022年3月25日(金)にオープンしたばかりの新しいお店なので、一人ひとりのお客様に寄り添い、よりパーソナルなご提案をしていきたいと思っています。札幌エリア唯一のお店として、アッシュ・ペー・フランスで展開する様々なブランドを幅広くご紹介していきます。

水野 同じくH.P.FRANCE 名古屋店も2022年2月末に、ファッション小物とお洋服を提案する新業態へリニューアルしました!スタッフ全員、アッシュ・ペー・フランスが大好きなので、ぜひ気軽に遊びにいらしていただき、楽しくお話しできたら嬉しいです。

森川 今日皆さんと話していて、同じブランドでもお店のカラーによって合わせ方や雰囲気がガラッと変わるのだと改めて気づきました。お客様には、各々に個性があるアッシュ・ペー・フランスのお店ならではの面白さを、是非店頭で体験いただきたいですね。
 
文章:米田沙良(H.P.FRANCE THE MAGAZINE編集部)


 
 

SHOP INFORMATION

 

destination Tokyo(新宿)


住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿 3-38-1 ルミネエスト B2F
電話番号:03-3350-5027
@destination_tokyo


Exclusive By H.P.FRANCE(梅田)


住所:〒530-8202 大阪府大阪市北区梅田 3-1-1 大丸梅田店 7F
電話番号:06-6343-5782
@exbyhp


H.P.FRANCE 札幌店 2022.3.25 NEW OPEN!!


住所:〒060-0005 北海道札幌市中央区北5条西4-7 札幌大丸 3F KiKiYOCOCHO内
電話番号:011-214-2228
@goldie_h.p.france


H.P.FRANCE 名古屋店 2022.2.28 NEW OPEN!!


住所:〒450-6001 名古屋市中村区名駅1-14 ジェイアール名古屋タカシマヤ 4F
電話番号:052-566-3807
@h.p.france_nagoya


WALL(大阪)


住所:〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波 5-1-60 なんばCITY 本館 B1F
電話番号:06-6644-2701
@wall__official