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2023.11.16
塩野七生さんの講演から☆二子玉川 新作ご紹介【D-due(デ・ドゥエ)】


私の実家は愛媛県の松山市です。俳人正岡子規のゆかりの地であるからでしょうか小学生から高校まで夏休みから春休み、そして国語の授業まで俳句の課題を課されます。給食の前など「腹へりけりー!」など教室に普通に聞こえてくるのは、俳都の松山のひとつの特長です。
実は私は俳句が大嫌いで12年間ずっと悩まされていました。俳句は頑張れば頑張るほどそれが駄作として聞き手に不自然に受け取られるようで本当に苦手でした。自分自身も「これじゃない感」でもやもや。聞き手も「あー、むりやり頑張っているな」と誤魔化せれないのです。俳句の特長の5・7・5の17音や短歌の5・7・5・7・7の31音へ季語や情感すべてを込めるのは難しいものです。




先日、大好きな作家の塩野七生さんが皇居で文化勲章を頂きましたが、塩野氏は講演会をほとんどされない方なのですが2月に松山にいらっしゃいました。

「なぜ私が松山に来たか。松山でなければ、断っていたと思う」とのこと。

塩野女史が来た理由はひとつ。 「岡田さんていう方なんですけれど。『ローマ人の物語』の最終巻の15巻を読んで、これを『歌会始』でお詠みになったと。15巻まで読んでくれたのだと。『ああ、こういう人が愛媛にいるんだ』、松山に行ってみたいと思っていた」とのこと。ひとりのファンのために大作家が松山へ来てくれる。そんなことってあるんだな、と感動しました。













 




(ちなみに私は塩野七生さんのご著書は高校のころから集め始めています……が「ローマ人の物語」はまだ全巻読破できていないです...)





岡田さんが詠まれた句はこちら

「高窓に 赤くつめたき火星きて ローマ史最終巻をひもとく」


「当時、夜空によく火星が見えていたのですが、英語で言う『マーズ』は戦いの神の名前に由来しています。赤々と光る火星は、昔の人たちに『戦いの星』と呼ばれていたというのもうなずけるなと思っていて。そこから、2000年もの間、絶え間なく戦いに明け暮れたローマ人に思いを飛ばして、イメージを膨らませて作りました」岡田氏の句の解説です。お顔撮影はNGというのも奥ゆかしいですね。





岡田さんがこの歌を作ったのは15年ほど前にさかのぼります。 毎年皇居で行われる「歌会始」で、応募総数2万首以上の短歌のなかから、入選作品の10選の1人として選出。2008年、当時の天皇皇后両陛下や皇族方の前で披露されました。 その頃書店に勤めていた岡田さんが、特に愛読していたのが「ローマ人の物語」だったそうです。
この作品は塩野さんが55歳で書き始め、1年に1冊のペースで15年をかけて刊行されていました。岡田さんは、ついに最終巻を手に取ったときの感慨深さを表現しようと歌を作るに至ったといいます。最終巻まで辿り着くまで膨大な時間がかかったのでは、と思わずにはいられません。


塩野さんは「なんだかこれほどのおおげさな講演て、あたくし50年以上の作家キャリアのなかで10回くらいしたかなというくらいなんです。本質的に作家というのは、ひとりのために書いています。だからきょうもみなさんは自分ひとりのためだけに話していると思って聞いて下さい」と講演会で仰られました。

「ひとりのため、自分ひとりのためだけに」というが心に響きます。一人とひとり。自分のためだけの特別なモノや時間を大切にしているか、という問いも頂きました。





今回ご紹介するD-dueの新作は<見て嬉しい、着て嬉しい>のコンセプトで展開されている「Feliz」コレクション。「feliz(フェリス)」とは「 健康で安心なこと、あるいは嬉しい満足感」を表します。 幸福を表現するスペイン語です。 この服に袖を通すと自分自身のため、唯一無二なわたしのため、と感じさせてくれるコレクションとなっています。









スペイン/ガリシア地方のブランド「D-due(デ・ドゥエ)」。


1960年代から続く老舗のドレスメーカーです。D-dueの衣服はすべて職人による手作業。全ての要素のディティールにまで細心の注意を払って作られ、他の衣服との圧倒的な違いが分かるほど。また毎シーズン、現地のライフスタイルを投影したコンセプトとアートのような制作で、ファッションの領域に留まらない唯一無二のブランドです。







ベルベットのショールカラーは美しい光沢です。カシクールの合わせの身ごろとサイドに広がるフリルの仕上げが特徴。ベルトは片結びでバランスをとってみましょう。


【D-due(デ・ドゥエ)】コート¥107,800(税込)







すっきりとした襟のカッティングと全体のボリューム感のバランスが絶妙なコートです。千鳥格子のフリルの袖元がとても印象的なアウターです。


【D-due(デ・ドゥエ)】コート¥107,800(税込)






バックスタイルはフロントスタイルから繋がっているツートーン。ウエストベルトも計算されたデザインなのが素敵ですね。











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【D-due(デ・ドゥエ)】 ワンピース¥86,900(税込) ウールベスト¥149,600(税込)

清潔感のあるホワイトのノースリーブコートに合わせても、そのまま一枚でも、「わたしだけ」のスタイルが完成します。







細やかなステッチでキルティングのような風合いのアウター。ドレープの広がりが美しいフレアスカートにぜひあわせてみてはいかがでしょうか。



【D-due(デ・ドゥエ)】アウター¥101,200(税込) スカート¥68,200(税込) 








襟まわりの大人のフリルとリボンのバランスが美しい一枚。ベルベットの光沢と着心地を楽しんでください。

【D-due(デ・ドゥエ)】ブラウス¥72,600(税込)









ブランドのアイコン的なブラウスをフィーチャーしたD-due BASICのシリーズがリリースされました。 人気の高いモデルをセレクトし 縫製してから染めの行程を行う製品染めの商品です。 風合いの柔らかさとヴィンテージのようなムラやシワなど、美しいこなれ感が特徴。 シーズンを問わず、重ね着にも重宝するアイテムで、色彩豊かな3色のカラーバリエーションとなっています。こちらは明日17日(金)からの展開となります。


【D-due(デ・ドゥエ)】ブラウス各¥47,300(税込)




























【D-due(デ・ドゥエ)】アウター¥85,800(税込)







【D-due(デ・ドゥエ)】ブラウス¥47,300(税込)

>>>D-due のショッピングサイトはこちらからどうぞ!



自分だけの見て嬉しい、着て嬉しいそんな一着の出会いがありますように!


皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

   










特集ページはこちらから>>STAY WARM! winter 2023 goldie H.P.FRANCE










【二子玉川店ブログ担当】 -撮影・執筆- 戒田格(かいだいたる) 学習院大学大学院フランス文学博士前期課程修了。 goldie横浜店9年→二子玉川店(ただいま3年生) 気が付けば人生の五分の一がgoldie。 








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ---SHOP INFORMATION---・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【goldie H.P.FRANCE二子玉川店】 住 所:東京都世田谷区玉川3-17-1 玉川髙島屋S・C TEL :03-5491-0322 営業時間:10:00~20:00(当面の間) 新型コロナウイルスの予防対策や感染防止として、二子玉川店の営業時間が変更することもございます。 詳細はアッシュ・ペー・フランスのホームページ、玉川髙島屋ホームページ等で営業時間をご確認ください。



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