H.P.FRANCE PR 江間亮子


「私たちは単にモノをモノとして販売するのではなく、文化、そしてそこにある日常、作る人の息遣い、全てを包括して紹介する役目がある」



アッシュ・ペー・フランスに入社して程なく、ある先輩から聞かされたその思いに感銘を受け、以降この言葉こそが私の原動力となり、信念となりました。今でこそ「モノよりコト」といわれ、提案方法の変革を叫ばれていますが、アッシュ・ペー・フランスとしての存在意義、原点はまさにここにあると確信しています。
異国の文化にただ漠然と憧れ続けた若かりし頃の私は、その後アッシュ・ペー・フランスでの活動を通して、沢山のクリエイションに出会い、そしてそれを生み出す人、育んだ土地や文化にも触れる機会を得ました。するとその愛すべき品々は、まるで呼吸を始めたように生き生きと輝きを増し、ますます私を魅了していきました。この五感を駆使した感動の過程を、一人でも多くの人と共有すること、この使命感にかられ、PRという仕事を続けています。

そんな中で出会った、数々のクリエイターたち。私は彼らに絶対的な敬愛の念を抱きます。もはや、趣味思考の域は超え、かけがえの無い唯一無二の表現者として尊敬するのです。では、クリエイターの概念とは何か。これはまさに、既成概念を超えた先にあるもの、決して特別な才ではなく、全ての人が様々な経験や感情の機微の先に抱える、もう一つの「何か」。これを他者と共有する何かに具現化すること、その才を持った「天才たち」をクリエイターと呼ぶのではないでしょうか。
ただ、その何かは特別なものではなく、全ての人の中に存在すると信じています。
そう、例えばモネの描く「水色」ではない池の色に感動し、ピカソが描いた人物の「さまよう視線」に畏怖する事。まさに各々が持つ既成概念を超えた何かと共鳴する瞬間なのではないでしょうか?

これは決してAIには導き出すことの出来ないクリエイションの可能性。五感を駆使し、感情を持つ人間こそが到達できる妙。感動させるのも、感動するのも、人間の持つ感性だけが司る特殊な能力と信じています。