-わたしのアート感のある暮らし-
マルト・デムラン

自宅にこもりがちな日々が続くときだからこそ、お気に入りのアートや、季節を感じる花を飾って、おうち時間を少しでも楽しく、心も体も穏やかに過ごせますように。家で心地よく過ごすために大切にしていること、とっておきのリラックス法、家にいながらアウトドア気分を味わうヒントなどH.P.FRANCEスタッフのおうち時間を、スタッフ自身が撮影した写真とともにご紹介します。
Q:おうちのインテリアのテーマを教えてください。
A:「色と遊ぶこと!それは私にとって人生の喜びです!!」

「私にとって色は人生です!!毎日あらゆる色の組み合わせミックスを作るのが楽しいのです。私の好きな色のひとつは緑、あらゆる種類の緑、同時にすべての色、色というものを私は心から愛していて、それらと遊ぶのは本当に喜びなのです」

「1960年代のヴィンテージ家具を備え、野菜や食べ物のオブジェを置いて畑へのオマージュを。自然の代わりとして、家の中にグリーンを使うのはおすすめです」

「グリーンの色調は、本当に幅広く、それぞれに微妙なニュアンスがあり使い方は限りがありません。異なる深みのグリーンを合わせたり、他の様々な色と組み合わせたり。その上美味しそうでとても食欲をそそります。たくさんのインスピレーションを与えてくれる色なので、グリーンをずっと愛しています」

「家全体に共通するのは、モダンなデザイナー、アーティスト、1点もの、ヴィンテージ特に1960年代のもの、陶器作品、色彩溢れるファブリックを使用することです。旅先で見つけた好奇心あふれるものやアート、植物、多くのヴィンテージの木製家具と小さな庭が見える窓、すべてリビングの椅子は全て違うもの家具で揃えました。クッションやファブリック、アートをパッチワークのようにミックスした自由奔放なスタイル、少しボヘミアンのイメージです。」

「エナジーと個性をインテリアに与えるために、エキセントリックなタッチを加えて恐れずに躊躇しないでミックスします。固定観念を持たずに大胆に!!」


「大切に選んだヴィンテージ家具の中で特に高さのあるもの、それはまるでたくさんのアートやオブジェが実った木のような印象になるように高さのある家具を選んだのです」


「個性的なオブジェを飾ったり、日常生活でちょっぴり奇抜な演出したり、あたかもストーリーを紡ぐようにして、インテリアを快適に気持ちよく感じるのはとても大切なことです。私は声高らかに叫びます。イマジネーション、ポエトリー、それぞれが持つ異なる個性にバンザイ!!」

「ディスプレーするとき、その空間に自分の思いや旅の思い出を組み込むことはとても興味深いものです。ヴィンテージや可愛らしいオブジェの隣に、パーソナルな旅の思い出の品をプラスするだけでそこにリズムやストーリーが生まれます。それらを配置していくのは本当に楽しいこと」

「ディスプレーするとき、その空間に自分の思いや旅の思い出を組み込むことはとても興味深いものです。ヴィンテージや可愛らしいオブジェの隣に、パーソナルな旅の思い出の品をプラスするだけでそこにリズムやストーリーが生まれます。それらを配置していくのは本当に楽しいこと」

Q:おうち時間はどのように過ごしていますか?
A:「自然の毎日の変化、季節の色を感じる事で自宅での時間を楽しんでいます」

「好きなものを作るのには「時間がかかる」のです。ガーデニング、料理、テラスでのバーベキュー、映画、読書(雑誌とアートブック)、この困難な時期には特に庭で食事をしていました。庭は私の頭を晴らし、植物に触れているときは瞑想のようにリラックスしていて、自然の毎日の変化、季節の色を感じる事で自宅での時間を楽しんでいます」


「植物は薬のような癒しのパワーを持っていると思います。庭で何も考えず植物の手入れに没頭したり、座って静かに本を読んだりすると、慌しさの中に「バランス」をもたらす平和な時間が訪れる。花を見つめている時は、まるで瞑想するように、全ての動作や考え事を止めて、呼吸する。そして、世界の美しさに気づかされます」


庭は、シンプルでロマンチック、英国風、少しワイルドで自然に見えるように。色は3色だけ使うようにしています。緑、白、黒に近いダークボルドーです。そしてまるで繭(コクーン)に包まれるようなイメージで緑の繭を作りました。

「住居に囲まれた閉鎖的な小さな庭なので、「司祭の庭」と呼んでいます。庭ではシダ、ゼラニウム、竹、イチジク、クローバー、サボテン、多肉植物、香り良きハーブを育てています」

「南フランスの太陽をイメージした赤のバルコニーでは、バーベキューを楽しみます。ここ、南フランスは夜になると涼しくなりシンプルで快適です。」


「また、写真を切り抜いてバザー・エ・ガルド-モンジェのためのイメージコラージュを作ったり、装飾マガジン(少なくとも10年間分!!)を整理したりすることに時間をかけました」



「独自のレシピを大切に生み出すこともしています。これは煮込み料理のベジタリアン・クスクスです。セモリナ、季節野菜(ナス)、トマト、ニンジン、ズッキーニ、ひよこ豆、ピーマン、そして庭で採れた新鮮なハーブのコリアンダー、タイム、セージを使っています」


マルト・デムラン
バザー・エ・ガルド‐モンジェ コンセプター兼バイヤー。フランス、ブルターニュ生まれ。パリ1区のブティック「アブサント(Absinthe)」のオーナー兼バイヤーとしてパリのファッション界を賑わす。閉店後、舞台衣装デザインやバイイングに携わり、現在はパートナーと南フランスに住みながらパリと東京を行き来する。
バザー・エ・ガルド‐モンジェ コンセプター兼バイヤー。フランス、ブルターニュ生まれ。パリ1区のブティック「アブサント(Absinthe)」のオーナー兼バイヤーとしてパリのファッション界を賑わす。閉店後、舞台衣装デザインやバイイングに携わり、現在はパートナーと南フランスに住みながらパリと東京を行き来する。