Mühlbauer
アルチザンが作り出す、モードなチロリアンハット


Mühlbauer (ミュールバウアー)は時を超えて進化し、愛され続けている創業100年を超える老舗帽子店。
オーストリアの気候と文化が生んだ伝統のチロル帽をベースに、フレッシュかつモードな感性をまとったハットコレクションは、
各国のセレブリティーやバイヤーから愛される世界的なブランドへと進化を遂げた。
2009年秋冬コレクションから、アルプス民族の伝統とイギリスのハンティングスタイルの融合というテーマでお楽しみください。


Profile


Klaus Mühlbauer(クラウス・ミュールバウアー)


創業1903年の老舗帽子店Mühlbauerの4代目として、2001年クリエイティブディレクターに就任。先代同様に帽子職人としての技術を習得。一度は家業を離れるも、技術と伝統の継承を図るべく、本格的に家業を引き継ぐ。彼の生み出すハットコレクションは、確かな技術を背景に、柔軟な発想で素材とデザインに新たな要素を吹き込み、伝統とモードを見事に融合させた。セレクトショップ”MODE MUHLBAUER”のディレクションも行い、ウィーンモードをリードする一人として多方面に活躍している。

History


創業100年を超えるMühlbauerの歴史は、クラウスの曾祖母ユリアナ・ミュールバウアーが1903年、ウィーン郊外のフロリツドルフに婦人帽の小さな仕立屋を開いたことに始まる。2代目を継いだ息子のロベルトは1920年代半ばに帽子店を開業、Mühlbauerを家族経営会社へと発展させた。

中央(+印)のひときわ目立つ人物がユリアナの夫、フランツ

2代目ロベルトと妻のマルガレーテ

 

クラウスの両親が会社経営に加わるようになった1960年代には、Mühlbauer社は最新のイメージと最高の品質を提供するヘッドウェアというブランドネームを獲得。さらに、帽子のみならずレディスウェアへと品揃えを拡大し、オーストリアの伝統的ドレスの専門店や、若い世代をターゲットとしたショップブランドを立ち上げ、積極的に事業を拡大していった。


右からクラウスの両親ハインツとブリジッテ、クラウス、妹のマーリース



クラウスは2001年より事業を引き継ぎ、4代目デザイナーに就任。帽子職人としての訓練を受けた後、妹のマーリースと共にハットコレクションのデザインを手掛けている。
若く、感度の高い彼らが100年以上の伝統と技術に”モード”の味付けを加えたことにより、Mühlbauerは世界のトップバイヤーから脚光を浴び、メリル・ストリーブ、グウィネス・パルトロウ、ミーシャ・バートン、ブラッド・ピットら、セレブリティーたちがこぞって愛用するブランドへと進化を遂げた。



Atelier


Mühlbauerのすべての帽子が生み出される、ウィーンのアトリエ。
3000型以上の木型がところ狭しと棚に収められている。別の部屋には帽体、そしてリボンが整然と並べられ、その量に圧倒されると同時に老舗の歴史を肌で感じることができる。新しい機械は見当たらず、何年も定位置となった古いスチームや釜、ミシンに10人程の職人が向かい黙々と作業を続ける。

Making A Felt Hat


BLOCKING


大きな釜の中で、熱とスチームを与えられたフェルトの帽体を木型にはめて形成していく。ロッカーのようなドライヤーで約3時間乾燥させる。

FINISHING


熱したコテを使いトップやブリムの細かい部分を整える。木型から外した帽体に何度もスチーミングとブラッシングを繰り返し、表面を整えていく。再度木型に収め、ブリムの裏側まで丁寧にスチーミングとブラッシングを繰り返す。


 



TRIMMING


ブリムにステッチをかけ、内側にスウェットバンドを取り付ける。最後に様々な装飾を施して完成。


 

Seven Secrets


クラウスの素顔に迫る、7つの質問。


 

Q:好きな言葉を3つ教えて下さい


ANeverthoughaboutthat


 

Q:好きな場所を教えて下さい。


A:お酒を飲むのが好きなので、バーやカフェ。大まかに言うと都市や人混み、トラフィック、コンクリートやスチールなどが好みなのですが、またその逆といえるような静寂神秘な世界、美しいもの、新緑の森も好きです。


 

Q:好きな休日の過ごし方は?


A:とにかく何もしないこと。旅行に行く必要もないし、移動をする必要もない。ただ平穏を求めます。


 

Q:あなたの人生の中で最も幸福な瞬間とはなんでしたか?


A:人生において幸福な時期とそれほどではない時期があります。最も幸福な瞬間というものを思い描けません、なえならそうすることで残りの人生が幸せではないような気がしてくるから。もちろんそうとは限りませんが。私は、今の人生に感謝しています。



 

Q:もしデザイナーになっていなかったら何になっていたと思いますか?


A:バーを開いていたでしょう。


Q:常に憧れ続けていたことは?


A”Impossible(不可能)ということ。人生で最も興味あることの一つが、不可能を不可能ではないものに、より可能に、できるだけ可能にすることです。不可能は私の憧れです。従うべきガイドラインのようなものです。


Q:あなたの宝物は?


A:秘密です。