「keisuke kanda主宰 神田恵介さん おはなし会」


2006年より現在に至るまで、Lamp harajukuと唯一無二の関係を築いてきたkeisuke kanda。
8月5日(水)にオンラインライブ中継にて決行した、神田恵介さんによるおはなし会の様子を文字に起こしました。

「あなたに似合う服ではなく、あなたが挑戦できる服をつくってみたい。」
今、あらためてそう考える神田恵介さん。どんなおはなしを縫い付けてくれたのでしょうか。

その瞬間を目の当たりに出来なかった方も、空間を想像してお楽しみください。




E:こんにちは。今日は神田恵介さんのお話会に、インスタライブ上ですがお集まりいただきありがとうございます。神田恵介さんよろしくおねがいします。

K:はい。お願いしまーす。

E:はじめまして
わたしLamp harajukuのバイヤーをやっております矢野悦子と申します。

K:あ、ども、神田でーす。

E:本当は5月にお客様も来ていただいてお話会を行う予定だったのですが。
インスタライブ上ですけど、無事開催できてよかったですね!

K:コロナになっちゃって。
一回、話し合いっていうか新宿の飲み屋で会議しましたよね。
でも今日、開催できてよかったです。
Lamp harajukuさん、いろいろお話は尽きないですね!

E:今年で20周年なんですが、2005年かな?keisuke kandaの展示会。
中目黒の焼き鳥屋の屋根裏部屋ですよね!
梯子みたいなのを登らないといけないような屋根裏部屋。

K:keisuke kandaとして初めての展示会。
ちょっとその話で、あるものを持ってきたんです。

E:あ、装苑だ!

K:これ!2004年
これだったんですねLampさんを知ったきっかけ。
わかります?若き米山悦子。
ははははは
バイヤー特集なんですけど。

E:おお!恥ずかしいーーわかいーーー!!

K:いや変わんなくないすか?
バイヤーの仕事っていう特集の号で。
でね、この装苑で。
2004年だから僕ちょうどブランドを始める準備をしていたときで
当時は、まずブランドをはじめて洋服をどこかお店に買ってもらって、バイヤーさんに見つけてもらってお取引がはじまることではじまるじゃないですか。
お店ってどんなとこがあるんだろって、当時SNSもなかったし、情報源としてすごく貴重だったのが雑誌で。特に僕は装苑が好きでずっと読んでたんで。
それで、唯一刺さったのが、これです。
めちゃくちゃお店が載ってて、でもここのページがワッと、刺さったんですよ。



E:今はSNSあるからいろいろ発信源あるけど、ほんとに雑誌に載せてもらわないとなかなかみつけててもらえなかったです。

K:この後もやっぱアンテナ張ってるといろんな媒体とかでLampさんが目に入ってくるんですよ。憧れですよね。
こんなお店に洋服をおいてもらえたらやばいだろうなー、、って感じだったんですね。

E:で、ダンボール事件だよね。
K:そうすね、、ダンボール事件、、、
自分でブランド始めるってなって、最初のコレクション展示会の案内で、手紙とか書いてご案内出そうかなと思ったんだけど、なんか、来てくれないかなーって思って。
で、あれこれ考えて、でも来てくれないだろうなぁって。
じゃあせめて
服だけでもみてもらおうーって、なんかそうなっちゃった。
来てもらえないだろうから、展示会の案内と一緒に、洋服をもう、送っちゃおうかなって。笑
そもそも発想がもうおかしいんですけど笑
そしたらなんか、最初は一着で、いやこの一着じゃ伝わんないなーって。
そしてまたもう一着ってどんどん増えちゃって。
結果結構な点数の洋服を笑

E:結構だった笑

K:もはやそれはもう、何て言うんですかね
いわゆる、インビテーションを送るっていうって感じじゃないです。もう、ダンボール。
ダンボールに入れることになってしまい、、、。
ダンボールの招待状ですよね。それをお送りしたということがありました、、笑
それが、ダンボール事件。
います?そういうデザイナーとかって。

E:いないです。あ、でも以前アクセサリーを送ってくれた作家さんがいて紛失してしまったことがあって。
簡単に受け取らないほうがよいなって思ってたところにダンボール!

K:でそれでそのときにお電話いただいて。ご丁寧に。
こっちとしては、もしかしたら気に入ってもらえたのかな!って思って。
そしたら、「こういうのは迷惑なのでやめてください」
って。
非常に愛のあるお言葉をかけていただいて。
逆にそれは大事な商品だからってことでおっしゃっていて。
あー。っておもって。
でも、「お伺いします。」って言ってくださって。
もうあれは、泣きましたね。
こんなに嬉しいことがあるかって思いました。
最初は一瞬絶望っていうか、迷惑ですって言われて、
フラれたみたいなもんじゃないですか!
世紀の告白をしてフラれたみたいな、、。
そのあとに、やっぱ付き合ってやってもいいよみたいな!笑どっちなんだこれはって。笑
いやまあ、付き合ってもいいってことはないですけど、、、
まあ、ご飯だったらいいよくらいの感じですかね笑
それで、ほんとに来てくださって、もう、あのときはずっと今でも鮮明に憶えてますね。

E:そのときって、ファッショントレンドが「森ガール」
だったんですよ。

K:そうそうそうそう
知ってます?ご覧になってる方、「森ガール」


E:レーシーでナチュラルな、紅茶染めしちゃうみたいな、。でLampはその代表的なお店みたいな雰囲気があって、、
だからLampのイメージぶち壊したいなって思っていた所に、神田くんのそのダンボールが送られてきて。
作ってるものはフェミニンなものもあるんだけど、どこかパンクな匂いを感じて。かわいらしい感じのお店だったから、どうやってリメイクしたものとかをセレクションしていこうか悩みながら、ちょっとずつね。オーダーしていった感じだよね。

K:あの、実はそのときのオーダーしていただいたお洋服、、、
これはじめて買い付けていただいたお洋服
これ覚えてます?

E:タオルの!
これタグをみせてあげたい!

K:これやばいやつ笑



E:ぞうさんは健在で。

K:そうそう、ぞうが今と違うんですよ笑
これはやばい

E:コメントも「やばいやつだ!
って来てる!あはは!
ここからね、タグにどんどんいろんなことが書かれはじめてタグが短冊のように長くなっていきましたよね!

K:初期のぞうさんは、今と違ってリアルなぞうさん。全然かわいくないっていう笑
で、この時のシーズンのお店のお洋服にモスグリーンのイメージがあるって。この色が合うからっていう風に全部色で買い付けていただいて。
ちょっと生々しくなっちゃうけど。
当時まだ僕アルバイトしてた時、100万円くらいオーダーしていただいて。
僕らからすれば衝撃なわけですよ。
もう、ビックりしちゃったわけですよ。
でも、まあLampさんの規模だとそれは大きくはなかったのかもしれないですけど、僕らは衝撃を受けまして。

E:あ、でもね、やるときに、なんか中途半端なことはしない。やるんだったらそのブランドさんと、デザイナーさんと、これからタッグ組むじゃないけど、一瞬のお付き合いになるようなバイイングはしたくないというのがあったので。
100万円くらいはオーダーしたいなって所はあったよね。

K:もう、僕らは僕とアシスタント数人で、
もう、興奮しまして。これで、生きていける!みたいな。
なんていうのかな、もちろんお金のためにやってきてたわけじゃなかったけど、
こんなに買ってもらえたってことはどんなに勇気をもらえたかって。
でほんと今仰ってたのと同じことを仰ってて。

そして僕はそのとき大切なことを勉強、知ることになるんですけど、色。
この色が合う。っていうその感覚。
アホみたいな話なんですけどまったく関係無く作ってたんですよ。
色はあんまり自分の中で重視してなかったんですね、服を作るとき。
すごい話なんですけど。笑
それよりコンセプトとか、デザイン素材はすごくこだわって、色は自分の中であんまり優先順位高くなかったんです。
でもまあもう、付き合うとその彼女の好きな音楽聴きだす男みたいな感じで笑
速攻で色に乗り換えて。

E:ははは

K:もうブランドとしては色めちゃくちゃ重視するみたいになって。
デザイナーとしてはあまりに未熟だったんですけど。
そうやって真剣勝負のやりとりさせてもらうなかでめちゃくちゃ勉強させてもらって。
どんどん一人前に育ててもらったっていう感謝の気持ちがあります。
色って当たり前なんですけどその当たり前さえも僕全く理解してなかったんです。
そんなレベルでした。

E:さっきタグがどんどん長くなっていった経緯が知りたいってコメント来てます。
何書いてたの?ブランドのコンセプトだっけ?

K:そうそうそう

E:こんな長いタグいらないって言ったんだよね。

K:そんなのいらねえって言われて。笑
これもまた、色の次に教えてもらって。だから今があるんですけど、僕は少しはき違えてたんですね。なんか詩みたいなのとかも描き始めちゃって、どんどん長くなっちゃって。
謎に英訳とかつけ始めちゃったり、、日本の子しか買ってないのになんでつけてたんだろ笑
よくわかんないですけど。
自分の想いをお客さんに伝えることが、すごく大事だと思ってたんです。今となってはわかるんですけど。
いらないって長すぎるっていわれてハッとしたっていうか。

E:あの、お洋服自体にはいらないっていう。
背景に作り手の想いとか、大切にどう作ってきたかを伝えるのは必要だけど。

K:ほんとにその当たり前、すごく大切なことなんですけどそれすら気づいてなかった。
だけど、こうやって言うと悦子さん僕に言う人だと思われるかもしれないですけど、
基本は何もおっしゃらない人なんですよ。
基本、かわいいね、いいねとか。
で、あれってときは何も反応しないとか笑
ほんとに意見は、15、16年のお付き合いですけどなんにもなくて、その一回くらい。それでまたkeisuke kandaすごく変わったっていうのあります。

それからしばらく、何シーズンか買っていただいてから、
ちょっと僕がどんどんやばい世界にいっちゃって笑

E:ファミコンだよね笑
今思うとすごく面白いんだけど

K:ファミコンのテーマのコレクションの時。
面白いけどさすがにちょっと、ってなって、、
そこから3シーズンくらいですかね。Lampさんとのお取引がおやすみになってしまった時期がありました。
でもその間もずっと発表会には欠かさず来ていただいていて。
ていうかそんな人っているのかな。
一番最初のコレクションから今までずっと欠かさず見てくださってる。
他にいない気がする。スタッフ除くと、、ANREALAGEの森永くらいかな、、?
そのおやすみしてた期間に、すごく変わったんです。
再開するときくらいに、僕もトンネルから抜けて。

要はなんだろ、好きな人からラインの返事が帰ってこないみたいな。
「なんで、って」そのとき自問自答してすごく成長できた。

E:でも実はわたしもその時期は考えていて。
取り扱い始めたときもお店がガーリーすぎるからどう絡ませていこうかなって感じだったけど。
面白いしすごく興味があるんだけど、今取り扱ってるブランドのラインナップとどういう風に組み合わせていこうとか、難易度が高かったんだよね。そしてお店で働いてるスタッフも絶対巻き込んでいかないと、お店ってやっぱりみんなでつくってるから。悩んでた。

K:それも未熟な僕にとっては、あーって。
当時の僕にとっては好きだったらいいじゃん!っていう感じで、え、なんで!良いと思ってくれてるのになんでそんないろいろ深く考えるの!って。
そんなこともわからないままやってたんで。
ビジネスする以上“わたしは好き”ってだけじゃ成立しないっていうのを勉強して、
良い意味で転換期になった。そこからすごく変わりましたもん。
なんていうか、そこから僕らも一皮むけて、
そしてまたお付き合いさせてもらえることになって。
その後より深くなったじゃないですか?

E:うん。

K: Lampさんの他の取り扱いのブランドさんとの交流もはじまって。
「扉の向こう側」
っていうrooms合同展示会でのLampさんのスピンオフ企画みたいなのがあって。
そこで出会ったのがmagmaとか、accoとかyoshikoさんとかSOWAの二人とか。
めちゃくちゃすごい天才たちが集まってて。
それまでずっと僕たちは一人でやってきたんで、そういう才能に触れて、刺激になって。
そこでもすごく成長させてもらえたっていうか。
だから僕にとってはLampは、ただのお店ではなくて、学校的な意味合いもあるし。
かっこよく言えばサロン的でもあったし。
magmaなんてその後僕らの店の什器とかも造ってくれたり。今日も来てくれてますけど。あとで呼びますね。

E:Lampのお店のソファー、フィッティングのフックとかも、keisuke kandaの生地を使って
magmaが制作してくれてます。それが2010年ですからね、10年前。

K:僕にとってLamp harajukuとはってのを考えてたんですけど、
“メンター”っていう言葉があって。
恩人という意味もあるし、導いてくれる存在って意味もあるし。
まさに自分にとってメンター的な存在っていうか
いかにそれが大事かっていう、いま僕もそうなりたいと思ってて。
若い世代にとって自分がメンターになりたい、でありたいというか、
自分にとってはまさにLampであり、バイヤーの米山悦子さん、現矢野悦子さんであり、
スタイリスト大森伃佑子さん、当時の装苑編集長関直子さんとか。
自分にとってのメンターが何人かいて。
若い世代でブランドやってる子たちにとって、メンター的な存在がいて欲しいなと思いますね。
やっぱりそういう人がいないと。
なんかやっぱり、受け継いていくものじゃないですか?
自分たちの同じ世代だけとか、友達だけのノリだとどうしても受け継ぐってならないっていうか。
必要なんじゃないかな。

E:そうゆう意味ではmagmaが神田恵介さんと出会ったようなこともかな?
同じ世代だけでは得られないような予想していなかったようなコラボレーションとか繋がりが生まれてきますもんね。

K:ちょっときてよ。magmaの純くんと謙ちゃんです!

E:Lampって6畳一間くらいのほんとに小さな地下があるんですが、そこで一度、神田恵介さんとmagmaのお二人にトークショーとをしてもらいましたね。
こたつをセッティングして。そのときはユーストリームで配信してました。
お客さんも何人か呼んで。

K:寒かったよね。みかん食べて酒飲んでましたもん。

E:ラフォーレ以来の四人衆の風景だ!ってコメントきてます!
そうなんですよ。magmaがラフォーレミュージアムで展覧会を開催した時のトークショーはこの4人でやりましたね!

K:そうですねーやりましたね。
なんかその絶対、彼女(矢野悦子)という存在がいないと出逢ってってないわけで



ここ(矢野×神田)で飲んでいることもあれば、
ここ(magma×神田)で飲むこともあるじゃないですか。
でも、絶対悦子さん、いる感じするじゃないですか?

E:え、いなくても?

K:そうそうそうそう。霊的な意味じゃなくて笑
そうゆうのわかりません??
それってすごくないですか、常にいるんですよ
わかりやすい風に言うと、必ず話は出てくるし。

E:わかる。わたしがゆみこちゃん(SINA SUIEN有本ゆみこ)と飲んでたりする時も、必ず神田くんの話になる。

K:それってすごい話じゃないですか
俺たち(神田、magma)が三人で世界旅行に行ったとしてもずっと、一生いるわけですよ
すごいことじゃないですか?
そういう風になりたいなって。それってすごく役に立てているような感じ。
人と人を繋いで。

E:神田くんは、こういう節目節目に取り組ませてもらってる
なんか発信するからだと思うけど、震災のときもやったし。
節目のときにどんな動きをするのか、こちらも興味があるから追いたくなるというか。
そういう節目で必ずアクションを起こすイメージがあって。

K:もうめちゃくちゃ節目。僕らのお店新宿にあったんですけど閉めたんですよ。
タイミングでいうと、4月の頭くらいに安倍首相が緊急事態なんちゃらみたいなのやったときに自分で判断してとりあえず一旦締めちゃおうと決めたんです。
なんでかっていうと、そこからみんなきっと、オンラインオンラインってなるだろなって思ったんです。僕は、そのとき、だからこそちゃんとオフラインを意地でもやりたいってすごい思ったんですね。
もちろんオンラインもオンラインの良さがある。

でも、僕はどっちかっていうと、オフラインが自分の舞台だと思ってやってきたしそれは今も変わらない。
そこがなかなかやり辛くなるなって思ったからこそ、
ちゃんとやろうと思ったときにこのままズルズルやっていても、、多分根本的にやり方を見直して作り直してってことが必要になるなって思って。
それはきっとお金もすごくかかることだろうし、時間もそうだけど。
だから一旦閉じて、今だからオンラインでできることも沢山あるので。
お客さんに対して面白いこと楽しいサービスを提供していくって部分でオンライン。
自分たちが思うオンラインのやり方を提供しつつも、でもやっぱりそれは全てオフラインのためにやっている感じがある。
やっぱ今日の空間もそうですけど。
今日原宿来て、やっぱり原宿ってすごく良いよなーって。

E:うんうん

K:なかなか最近来る機会なかったですけど
やっぱ原宿っていう街の凄さとか、そういうのが。
僕は逆に今こそオフラインでなんかやるべきだし、オフラインでなにか発信すべきだとすごく思ってて、今その準備をしています僕らは。
今日もオンラインだからどこでやってても別に良いわけですけど、ここですよ。
Lampだから来たんでしょ?

magma:そうですね

K:絶対そうでしょ場所ってやっぱめちゃくちゃすごくないですか?やるんでしょ?来月ランプさんで

magma:そうですね

E: 6年ぶり
それまでほんと散々やってきたんで笑
なぜか二人が歌ったりとか笑笑
ほんと散々やってきたしすごく活躍されてたので、すこし時間をおいてこの20周年のタイミングで。9月1日からです!

K:頑張ってください。
一旦席に戻してあげましょ笑

(magma退室)

K:あのズーム飲みとか一時みんなやってたじゃないですか、あれ結局誰もやってなくないですか?

E:私はやらない。

K:僕2、3回やっちゃったんですけど、なんかつまんないんすよ。
これだったら一人でのんでたほうがいいっていうか。

E:あ、でも!もしこれが一人暮らしで、こんなコロナで外に出かけられなくて
不安だろうなって思って。
だからインターネット上でも、コミュニケーションとりたいって。気持ちはすごくわかる。

K:はい、その気持ちもわかるんですけど。
居酒屋で一緒に飲むとかやっぱりあの感じと比べちゃうじゃないですか?
やっぱり物足りないっていうか。
僕これからやりたいって思ってるのは、「オンラインだけだとなんか違うんだよねっ」て人を連れ出すようなことがしたいんです。
「ちょっと秘密の場所にいってみない?」みたいな。 
中学生の頃とか、僕普通の中学生だったんですけど、ヤンキーの先輩かっこいいなって思ってて。
すごく悪いことしているんですけどなんか優しかったりするじゃないですか。
体育館の隙間みたいなとこで煙草吸ってたりとか、
そこに「来いよ来いよっ」って手招きにして呼んでくれて、そこでエロ本見してくれたりとか。
いま、そういう感じのことやりたいなっておもってて。不謹慎かもしれないけど。
ヤンキーの優しさに根差したちょっと悪いことしようみたいなの、今オンラインだとできないじゃないですか?すぐ炎上するし。揚げ足取りばっかりで。
オフラインしか逆にそういうことできなくなってんじゃないのかなって。

E:うん。

K:不良の優しさっていうか。
太宰治の言葉で、“不良とは優しさのことではないかしら”っていうのがあるんですけど。
今だからこそそれが刺さるんですよ。
ネットの優しさってなんか逆におかしなことになってるっていうか、正義が全然優しく無くて攻撃的になってる気がします。正論の恐ろしさ、不寛容が凄い。出歩くな!とか、お前が保菌してて誰かに移したらどうするんだ!とか。
正論かもしれないけど全然優しくない気がしてて。
本当の優しさってのはもうちょっとこう、ちょっと悪さを含むんじゃないかと。

E:その悪さとか、そういうのが、文化を産むよね

K:ファッションってそもそもそういうことだったりするんで。
ソーシャルディスタンス!みたいなことをドヤ顔で言い放つブランドの服とか着たいかな?とかおもっちゃったりして笑
少なくとも僕は着たいと思わない。そんなことよりもっと見たことない景色を見せてくれたりとか、ファンタジーを感じさせてくれるものをつくってくれよ、と思ってしまう 。

E:正論すぎるのがもう、幻滅しちゃうよね。

K:みんながみんなちゃんとしすぎっていうか。
色気がどんどん無くなってるなって思ってます。
オンラインをベースにするとそうせざるを得なくなってる状況もあると思う。とにかく炎上しないようにとか。
悦子さんのお上品な口癖をお借りるとほんと「クソだな」って思いますね。


E:ははは!クソ確かに良く言いますね、口癖のように言ってますね。笑

K:酔った時によくおっしゃってます笑
僕もそれをストレートに言える大人になりたいですね。もっと精進します。

E:やっぱりいずれオンラインじゃなくて集まれるようになりたいです。

K:悪い先輩が連れ出してくれそうな秘密の場所っていうことで言えばまさにLamp harajukuですよ。
まさにそういうところな気がしますね。
あとやっぱり原宿っていうところの凄さ。すごい街だなって。
Lampは原宿のこの場所にあるんだということの圧倒的な価値。逆にこんなご時世だからこそ意味が強くなってるような。
あとやっぱり、矢野悦子さんのことは不良だと思っていて、さっきの不良の優しさがめちゃくちゃある人ですよね。
大森伃佑子さんとかもう、不良じゃないですか笑。
関直子さんなんて本当めちゃくちゃやばい。
最近僕も人の悪口言わなくなってきちゃって。良くないな、と。

E:あーー。
私も改心したいなって思ってますけれども笑

K:ある友人が、“人の悪口言わないやつは、友達になれない”って。
でもわかるんです。
それで、自分の胸に手を当てたとき、あれ、最近悪口言わなくなっちゃったなって。
なんかまずいなって思ったんですよね。

E:でも世の中とかファッションに対しては言ってるでしょ
なんでこうなっちゃったとかもっとこうしたいとか。

K:それは確かにそうですね。

E:個人じゃなくてそっちにエネルギーが向いてるんじゃないかな

K:大きなもの対しての怒りとか反抗とか。それを感じなくなったら僕おしまいだなって思ってるんで。
さっきのヤンキーの話に戻るんですけど、そのヤンキーのかっこいい先輩たちって理由なく先生に刃向かってたじゃないですか笑
ほんと、理由なき反抗みたいな。
あれ今めちゃくちゃ必要な気がしてて。

そういう意味でいうと、いまこそ洋服は面白いって思ってます。ファッションと場所は紐付けるのも面白いです。オンラインだと世界中どことでもつながれるけれど、オフラインの制限かかった感じが、逆に面白くなってくるというか。原宿という場所が持っているパワーもオンラインだとボケるけど、オフラインだと鮮明になってきます。
原宿はファッションでは世界一面白い場所ですけど、その場所からクローズドな雰囲気で発信することこそ、次の新しくて面白い何かな気がしてます。
お、!ライブ動画が終了しました、、!!!


E:あー!!
勝手に切れるんですね!!

K:まあまあこれもこれで、慣れない良さということで笑
良い感じで終われましたね。

E:じゃあ挨拶だけ!

再開

E:すみません突然終わっちゃいました!申し訳ございません!
結構良い話が神田くんから聴けてたところだったんですけど、時間になってしまったので。

K:視聴してくれたみなさんと今度はオフラインでお会いできたらいいですね。Lamp harajukuに皆で集まれたら嬉しいです。

E:あ!ジャージが!素敵なモデルさんに着ていただいてます!

(佐々木茜さん登場)
E:女神〜✨
絶賛発売中です!

K:僕らずっとジャージは作ってきたんですけど、ここ数シーズンは念願叶ってそのコラボジャージをLampさんで展開してもらえるようになりました(泣)

E:こんな感じで可愛く着こなせますっ!
ではこの辺で。有難うございました!





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神田恵介
1976年生まれ。早稲田大学、文化服装学院卒業。2005年、有限会社Candyrockを設立しケイスケカンダとしての活動を始める。
Lamp harajukuとは、2006年の取り扱い開始以来、様々なコラボレーションを経て、現在に至るまで唯一無二の関係を築いてきた。
「あなたに似合う服ではなく、あなたが挑戦できる服をつくってみたい。」

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スペシャルゲスト 杉山純、宮澤謙一(magma佐々木茜
スペシャルサンクス 有本ゆみこ(SINA SUIEN)  関口智子、栗田知寛(keisuke kanda Staff) 










keisuke kandaでも人気の定番アイテム"手縫いのジャージ"がLamp harajuku限定デザインで登場。
心に栄養が必要な今年は、パッション感じる鮮やかなレッドとブルーの2色で展開中。




手縫いのジャージ top : ¥28,000+tax (red/blue)
手縫いのジャージ pants : ¥23,000+tax (red/blue)