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Six COUP DE FOUDRE
「ジビエ革」のこと


「Six COUP DE FOUDRE(シス・クー・ド・フードル)」の始まり






土村:高見澤さんがバッグを作り始めたきっかけを教えてください。

高見澤さん:20年近く前ですね、スタイリストをやっていたんですが、たくさん物が入れられて、ストラップが肩に食い込まないバッグが欲しくて、自分で自分の為にバッグを作りました。新聞紙を型紙にして家庭用のミシンで縫って。
それをもって下北沢のショップKLASICAに行った時に、店主の河村さんに「そのバッグいいね、うちで取り扱いしたい」って声を掛けられて。それがSIX1,SIX2という形。
その後KLASICAがパリのプルミエールクラス(展示会)に出すことになって、うちのバッグも一緒に持って行ってくれて、たくさんオーダーがついたんです。それがブランドの始まりです。

土村:KLASICA店主でありデザイナーである河村さんは元水金のバイヤーですね!

高見澤さん:パリでたくさんオーダーが入ったから同じ質の革が大量に必要になり、姫路の革を作っているところに連絡したんです。
姫路に来るなら好きなもの選んでいいよと金曜日に言われ、月曜日には姫路にいきました。





土村:さすが、行動早くて、旅人ですね。

高見澤さん:その工場で、原皮から塩漬け、シェイビングして、鞣し、染色、加工の全てを見せてもらって、こういう風に革ってできていたんだって。
その時に、皮は食べた後のものだとききました。



「Six COUP DE FOUDRE(シス・クー・ド・フードル)」名前の由来



土村:高見澤さんと水金も18年ほど前に出会って、以前Shantii(シャンティ)という名作のバッグをお取り扱いさせて頂いていました。
縫製が最小限しかない、とても自然な形のバッグで、とてもかっこよくて大人気で。
私も長く愛用させて頂きました。





高見澤さん:作っては納品を繰り返していましたね。納品に水金のお店に行った時のことなんですが、お客さんがディスプレイしてある僕のバッグめがけてやってきて、手に取って、鏡で合わせて、値段も見ずにそのままお会計に行く姿に、びっくりしたんです。
すごいなと、一目惚れだと。

土村:あの頃の原宿はそういう直観力のある人が集まっていましたね。

高見澤さん:Coup de foudre(クードフードル)というフランス語で一目惚れ。
びびっときた、とか、雷が落ちたという意味で。そして SIXは第6感。
そこで「Six COUP DE FOUDRE」のネーミングができたんです。あの時の水金のお客様がいなかったらこのブランド名はできていなかったんです。

土村:そうだったんですね!





高見澤さん:さらに言うと、皮は食べた後の副産物、Six(フランス語読みでシス)は「死す」
Coup(クウ)は「食べる」、Foudre(フードル)は「食べ物」。
僕の中でこの語源にしっくりきたんです。
プレイハンド(手を合わせる)の刻印をブランドマークにして、命を感謝して頂きますという思いを込めてブランド名にしました。



ジビエ革のこと



土村:そんな自然な流れで「ジビエ革」を使っていくことになるんですね。

高見澤さん:知り合った猟師さんから、駆除された熊や鹿たちの皮は捨てられることを知りました。それなら僕はそれを革製品にするって。でも当時まだ熊や鹿を鞣すことができる工場がなくて。でも出会った面白いタンナ―さんが何回も失敗を重ねながらやってくれたんです。





土村:「ジビエ革」って高見澤さんが作った言葉なんですか?

高見澤さん:そうなんです。僕はフランスに行くことも多かったし、旬のお肉を食べることを知っていたから、食した残りの皮を「ジビエ革」とか「ジビエレザー」という名前にしました。
農林水産省が害獣駆除した鹿や猪のお肉を食べましょうと推奨してきたこともあって、ここ5-6年でずいぶん「ジビエ」という言葉が浸透してきたと思います。猟師さんだと「害獣皮」とかいうんだけど。

土村:「害獣皮」より「ジビエ革」のほうがしっくりきますね。けして悪いものではないですからね。
高見澤さんのジビエ革へのこだわりはよくわかったのですが、同じくデザインも国内外で支持されていてとても素敵だと思います。




エイジングレザーとエイジング金具



高見澤さん:やっぱりどんなに思いがあっても形が秀逸でなければ「いいね」って言ってもらえないと思っています。僕は幸い、エイジング加工とか革そのものの持っている雰囲気と経年変化を活かすという事に自分は長けていたから、それらを活かす方法でデザインしています。
だから金具もメッキせずに、革と同じように金属もエイジングしていけるようにと。





土村:金属をメッキしていないとどうなるんですか?

高見澤さん:使い方にもよるけれど、もともとの素材の色が出てきて、マットになったり、変化してくるんです。
革がどんどん味が出てくるのに、金具だけずっとピカピカのままなのは違和感になってしまうので、革も金属もエイジングを愉しみながら長く使ってもらいたい気持ちがあります。
骨董やアンティークがお好きな方は楽しんで頂けるんじゃないかな?



水金20周年特別リクエスト ココロシリーズ ジュエリーケース



土村:私がとても好きなのはこのココロシリーズ。

高見澤さん:金具の形がカタカナの「コ」逆サイドも「コ」、開けると「ロ」でココロ。
これをパタンと閉じるとプレイハンド(手を合わせる)になります。
だからものに感謝する、命を大事に頂きます、を表せるのです。






土村:素敵ですね。このジュエリーケースは中が特別にムートンにしていただきました。
ムートンの色の色っぽいこと。

高見澤さん:スノートップというのですが、ちょっと毛先だけブリーチしていて白いんですよね。真っ黒だと入れた時に見えなくなってしまうから。ムートンのおかげでジュエリーが中で滑らず収納できます。
そこそこ大きな石のリングも入れられます。





土村:私のスターローズクォーツのリングも入りますね。

高見澤さん:立体成型してあるから、物が入ってもデブに見えないの。
使い込んでいくと開いたままでもキープできるようになるから、旅先でトレーとして使えます。






水金20周年特別リクエスト 大島絣のがま口バッグ






土村:Six COUP DE FOUDREの代表作のがま口バッグに合わせて、私がとても気に入っていた紬、おそらく大島紬かな?もう着られなくなったものを贅沢にも裏地に使用していただいて、水金20周年スペシャルがま口バッグを作っていただきました。
なんとなく、高見澤さんは西洋のロマンチシズムと日本の良さが混ざり合った感覚の男性だと思っていたので。私的にはびびっときまして。

高見澤さん:そう、僕2年半くらい前に大島の泥染めの作家さんとイベントをしたことがあって。大島紬とは発想が似ているところがあります。
シャリンバイという木の樹皮からとったタンニンにまず漬け込んで、鉄分を含んだ泥と反応させて黒くしていくんですが、僕もそのテクニックで鉄媒染したりします。
タンニンに反応して黒くなり、染料を使わずに黒くすることができるので気に入っています。






土村:なるほど。このバッグはiphoneと細かいものが入ります。がま口を開けるとフランス古着のようにも見える絣の幾何学模様がちらりと見えるのもポイント。
しかもとても軽いですよね。
いつもポケット代わりに身に着けて、自分の肌の一部のようです。



コンパクト収納上手ながま口バッグ






土村:この大きさも程よいですね。

高見澤さん:女の人はこれすごく一番使いやすいと思う。Ipad miniも入るし、折り畳み傘を入れてくれる人もいました。
旅行に大きなバッグで行って、目的地について荷物置いて観光に行くときに、この中に必要なものだけ入れて、両手をフリーにして出掛けられます。
2Wayなのでハンドで持ちたい人もいれば、斜め掛けもできる。持ち手を取り外すことで、バッグインバッグにもなります。

土村:大きさも程よくて、持ってみるとすごく自然に馴染みますね。

高見澤さん:バッグはバッグだけで完成して主張している場合が多いけれど、僕はそんなに主張しないけれど最低限の使い勝手があってさらりっと持ってもらいたいです。



2WAYトートバッグ






土村:こちらはとてもクラシカルなデザイン。いろんな要素が入っていますね。

高見澤さん:リーマンショックの後世の中ががらりと変わった気がしたの。全体的に服がとてもコンサバになったかなって。シンプルだけれど面白いデザインがないかなって。

土村:和装にもお洋服にも合いますね。





高見澤さん:お着物の方も使ってくださいます。
ショルダーの部分があることでアクティブにも動けるし、ショルダーを外えばシンプルにエレガントにも持てます。
シーンによって変えられるロングセラーのバッグです。

土村:見た目が複雑なのにとても軽いですね。

高見澤さん:余分なものをつけていないからですね。



ディテールとデザインに隠されたメッセージ




高見澤さん:僕のミシンワークは特徴的で、必ず縫い代が2㎜になっています。
2㎜と2㎜を合わせると、4(し)。4(し)を合わせると、幸せ。
生きていたものを使っている感覚が僕には強いから、何かしらそれをデザインに入れたくて。






土村:あらゆるディテールにメッセージが込められていますね。

高見澤さん:かっこいいものをデザインする人はたくさんいるけれど、僕は自分の発想や思考をデザインに落とし込みたい。
でもあまりうんちくではなくて、手に取ってもらってビビッとくるかどうかが大切。
そうして買っていただいた後に、ああそういうことなのかってちょっと知ってもらえるだけで僕は十分です。









Six COUP DE FOUDR オンラインご予約

◆Six COUP DE FOUDRE 受注と店頭イベント

水金20周年を記念して、15年ぶりとなるSix COUP DE FOUDREとのイベント。
革に想いを込めて、長く使用して育てていけるレザーアイテムをご紹介いたします。
水金より特別にリクエストした限定のがま口バッグ、大切なジュエリーを仕舞うジュエリーケースのほか、Six COUP DE FOUDREのロングセラーアイテムをお愉しみ下さい。

◆オンライン先行受注会 10月11日(月)―24日(日)
先行予約していただいたものは11月~12月末ごろお渡しとなります。

◆店頭販売イベント 「森のかおり」 11月5日(金)―14日(日)
安田ジョージ
VISCUM FLOWER STUDIOとの合同イベントとなります。






取り扱い店舗

水金地火木土天冥海

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