MORRIÑA /
D-dueデザイナーとスペインガリシア地方を巡る vol.2



スペイン北西部、ポルトガルに隣接するガリシア州。1960年代から続く、とても小さな老舗ドレスメーカーから生まれたブランドD-due(デ・ドゥエ)は今でもその場所でものづくりを続け、ブランド設立以来、この愛すべきガリシアでの生活をコンセプトの根底に置き、コレクションを発表し続けています。2020年春夏コレクションのテーマは現地で独自に話される言語、ガリシア語で郷愁や土地への想いや愛を意味する「モリーニャ」をタイトルに制作しました。ここではその何処か懐かしいような田舎街、安らぎのあるガリシアの魅力を数回に渡り、お伝えいたします。第二弾も引き続き、D-dueのデザイナー、ロサリオ・フロハン(通称チャロ)も住み、ガリシア観光の中心地、サンティアゴのお勧めスポットをご紹介します。


サンティアゴで朝食を
Café Bar「El Muelle」






ガリシア最大の観光地、サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂は旧市街の中心にどっしりと構えている。夜ホテルに着き、翌朝には早起きして向かいたいところだが、まず訪れてほしいのがこの小さなカフェバー。サンティアゴから離れたビーゴに住むアルフレドもお気に入りで、ここに来るとよく訪れるというこの店は大聖堂からほんの5分程度の場所にあるが、ゆっくりと寛げるちょっと懐かしさが感じられるスポット。香り豊かなコーヒーと軽食が揃っており、緑豊かなアラメダ公園も近いので、ウォーミングアップがてらお散歩もできる朝の定番コースだ。ここに限らず現地のオレンジジュースは絞りたての所がほとんどなので、フレッシュなのもGOOD。

アルフレドお気に入りの朝食はこのパンコントマテ。荒削りしたトマトをオリーブオイルと混ぜ、ペースト状にしてパンに乗せたシンプルなもの。爽やかな酸味とフワフワのパンが至福の味。

Café Bar El Muelle
Rúa da Senra, 6, 15702 Santiago de Compostela, A Coruña, España



絵になるお庭が魅力的
Jardín café 「Costa Vella」






テラコッタの屋根が並び、昔ながらの景色が今でも残るサンティアゴでは、その建物を活かしたハイブリッドな場所が沢山ある。このCosta Vellaもその中のひとつで、ホテルの中庭を利用したガーデンカフェが宿泊者以外でも楽しめる。花や緑に囲まれた、まるで絵画の中に迷い込んだような景色の中で飲むコーヒーは格別。ゆったりと過ごすのが好きなチャロもよく訪れ、友人との会話を楽しむ場所でもある。第一弾で紹介したサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂とCGACのちょうど真ん中くらいに位置しているので、小休憩にもピッタリ。

エントランスから沢山の緑に囲まれていて、まさに「都会のオアシス」と呼べるようなリラックスしたムードが漂っている。オープンテラスなので、夏には存分に太陽の日差しを楽しんで。

Jardín café Costa Vella (URL https://costavella.com/)
Rúa da Porta da Pena,17,15704 Santiago de Compostela,A Coruña,España



ガリシアワインと新鮮な食材
Restaurante 「A Maceta」






2017年にForum Gastronomico(ガストロノミー・フォーラム)の年間最優秀シェフに認定された新人シェフ、ホルヘ・ガゴが率いるチームが運営しているレストラン、ア・マセタ。サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街にあるこの店は、スペイン語で鉢植えを意味するA Macetaの名のとおり、中庭のテラス席には鉢植えが沢山並んでいて、見ているだけでワクワクする、ガリシアの中でもスタイリッシュな印象の場所。メニューは、ガリシアの伝統料理に世界中の食材、風味、テクスチャを組み合わせている創作料理。地元の市場(Mercado de Abastos)から季節の食材を入手しているため、行く時によってメニューが変わるのも特徴。ガリシア産を中心にワインリストも豊富に揃っているので、是非ディナーの予約を。

ローフィッシュと野菜をマリネしたセビーチェのような前菜。味付けがシンプルで素材そのものを活かすのもガリシア料理の特徴。チャロ曰く、「日本食に似ている。」

Restaurante A Maceta (URL http://amaceta.com/)
Rúa de San Pedro 120, 15703 Santiago de Compostela, A Coruña,España



サンティアゴの食の中心地
「アバストス・デ・サンティアゴ市場」






ガリシアと言えば海の幸を中心とした新鮮な材料を使った料理。サンティアゴに住む人々やレストランのシェフたちがこぞって食材を買いに来るのがこのアバストス・デ・サンティアゴ市場だ。通常月~土曜日の朝8時~14時の早い時間で営業していて、日曜日は漁が休みのため、月曜日はほとんどの魚屋は閉まっているので注意。生鮮食品だけでなく、缶詰やチーズなども売っているので、試食やお土産探しにも最適。サンティアゴの新市街には大きなスーパーマケットやショッピングモールもあるが、デザイナーのチャロはこの市場で買い物するのが大好き。大量生産された機械的なものでなく、自然で人と人との交流が感じられるこの場所での生活が、D-dueのものづくりも大きく影響している。

おおきなロブスターやタコ、マテ貝や珍味「カメの手」、などガリシアを代表する新鮮な魚介類が並ぶ。

2019年春夏コレクションのメインキャラクター、ピメントも。D-dueの世界に登場する生き物を探すちょっとした旅に出れるのも、この市場ならでは

「今日は西瓜がおススメだよ!」と店員のものまねをするお茶目なアルフレド。フルーツはとても安いので沢山食べられるのがうれしい。

Mercado de Abastos (URL http://www.mercadodeabastosdesantiago.com/)
Rúa das Ameas, s/n, 15704 Santiago de Compostela, A Coruña,España




現在、世界中が未曾有の事態にあります。この状況のいち早い終息を心よりお祈り申し上げます。実際にスペインに行くことは困難な状況にありますが、地球の裏側に思いをはせ、皆様が少しでも晴れやかな気持ちになれれば幸いです。また、近い将来、この状況が終わったときには、この素敵な場所を訪れて頂ければ幸いです。(D-dueブランドマネージャー 今井清貴)