I just am 私はただ私


Urara MURAMATSU | 村松うらら




「私はただ私」周りが作る‘私’の箱を取り除く一言です。

思えば、小さい頃から私はどうあるべきか、 国籍や性別や年齢で箱に入れられてきたような気がする。でも本当は違う。私はただ私で、常に変化している。 それを了解したなら、私はいつでもどこでも自由だ。

自由な身で、何が出来る?

オーディエンスを含め、このプロジェクトに関わるみんなに実感してもらいたい。不思議な国の私で、みんなと遊びたい。そう思っています。

ファッションショーの一般公開が少ない中で、もっとファッションの垣根を低くするプロジェクトが、「I just αm」。ライブエディトリアルの様な展示的ファッションショーをすることで、業界とマーケットの立場をフラットにしていきたいと思う。 H.P.FRANCEの信念「クリエイションは人を豊かにする」を実現するため。私達はSDGsを強く意識し、クリエイターズの国、文化、社会背景などを伝える様々なテーマを発信する。さらに選ばれたクリエイターズはミレニアル世代よりも若い、ジェネレーションZに大きな影響を与える存在です。

「I just αm」は、まさに次世代に向けて“多様性という文化”をクリエイティブな視点で伝え教育し、共感のコミュニティを広げていくプロジェクトです。

初回rooms39でのテーマは、SLAYSIAN(スレイジアン)=進化系アジア人。

最近ではニューヨークを中心に、アジア人であること、クリエイティブで面白い活動をしていることにプライドを持っている人達のことを“スレイジアン”と呼ぶようになりました。世界で一番人口が多いアジア人魂をぶつける、最高にクールなムーブメントが日本でも始まります。

「I just αm」という言葉が私の中でエコーしている。ある日突然見つけた、とあるトランスジェンダーの女性(男性の体で生まれ、女性の心をもつ)がインスタグラムで書いた言葉だった。トランスジェンダーとして生きること、更にそのことについて黙ってられない自分の性格について、「だってしょうがないじゃん。 I just αmなんだから」と、ポストで書いていた。それはトランスジェンダーではない自分にとっても、美しい石のような、素朴で特別なものだった。

「I just αm」を日本語で訳すと「私はただ私」。どういう意味で捉えても、その短い言葉が、それぞれの人生という大きな世界の窓になっていた。「I just αm」には、理屈や、ロジックや、ルールや説明がない。とうてい予測できない、ある意味カオスな宣言だと思う。

村松うらら(むらまつ うらら)
クリエイティブ・ストラテジスト