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2019.09.17
【BIJOUXディレクターコラム】Jacqueline Rabun-クリエイションの原点を求めて


Jacqueline Rabun-クリエイションの原点を求めて



台風に被災された皆様とそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
9月、夜の涼しい風にあたり徐々に秋を実感するようになりました。

食欲やらスポーツやら芸術やらと秋は多方面からのよい季節のようですが、私たちBIJOUXもそんな9月に誕生いたしました。今日は「誕生」という言葉から起源・原点を考え、ひとつのブランドをご紹介いたします。




そうそれはJacqueline Rabun(ジャックリーヌ・ラバン)。アフリカ系アメリカ人のルーツを持つ彼女が自身のジュエリーブランドをスタートさせたのは1991年。そしてそのローンチすぐにH.P.FRANCEは彼女のクリエイションに出会い、原宿ラフォーレのショップで取り扱いを始めるというご縁を持ちます。バブルでもあり、華やかだった当時の東京において彼女のミニマムで質素なデザインが多くの方に支持されて、当時のH.P.FRANCEの人気ブランドのひとつとして確固たる存在になります。




[1991]というコレクションはブランドをスタートした当時のファーストコレクションを復刻したものになります。打ち付けたシルバーのパーツ一つ一つをつなぎ合わせたネックレス。シンプルなデザインでありながら、手のぬくもりと強くゆるぎない意思を感じるデザイン。そして身につけると不思議と親密に肌になじみ、そこにあるべきものに変わっていく。その官能的なジュエリーの存在を一番にジャックリーヌからは感じます。



まるで工業製品のように均一で美しいメカニカルなシルバーの質感を生み出しているバングル。ダイヤモンドが小さく一粒、鈍く光るのも、ストーリーを感じるデザインです。




このテーマは新作の[BLACK LOVE]。変換と変遷を意味するふたつのパーツがひとつになりハートになるというコンセプト。変換-取替え可能なもの。そして変遷-移り変わるもの。

それらがひとつになり、永遠になる。「人間は不完全で有限だからこそ美しい。」というメッセージとも取れると思います。



アメリカ文学を勉強していたとき、アメリカ文学は神という絶対的で無限なる存在と、人間という不完全で有限なる存在との差やその苦しみ、葛藤を描いた文学が多くて、そうした人間であることの苦悩と幸福についてを学んだことを思い出します。そしてジャックリーヌはそんな文学を読むように、コンセプトや物語をデザイン化し、ジュエリーというものに創りかえる人だと感じます。



Illustrating the human experience through the medium of jewellery.



人としての経験をジュエリーというメディアを通して描く。



彼女のプロフィールの最初の文章です。人間として生きた軌跡を伝えるために、彼女にとってジュエリーはメディアであるということ。

そんなすばらしいコレクションを改めてBIJOUXで紹介できることを幸福に、そして誇りに思います。2019年9月20日より丸の内店から、Jacquelin Rubunの取り扱いを本格スタートいたします。

そしえ、全店舗でこの機会に合わせイベントを開催いたします。

様々なクリエイターからメッセージももらっていて、このLinked with Loveの周年企画を盛り上げてくれています。全店舗でお配りしているLinked with Loveのフライヤーや特集ページも是非ごらんくださいませ。



私のBIJOUX!! BIJOUX!!





秋冬買ったもの。
秋冬が立ち上がり1ヶ月を過ぎようとしています。私が買ったのはジャックリーヌのこのワイヤーバングルの18K。これは彼女がジュエリーだけではなくインテリアデザインとのコラボレーションで、STUDIOMAMAとのワークで制作したもの。彼女自身もつけっぱなしにしていて、すっかりあこがれて買ったもの。しかし、ワイヤーを本番一回でバングルにする勇気とサイズ感の不安もあり、まるでピアスをあけるように何もまだ手がつけられない私。コンセプト自体はとても面白くて、持ち主がデザインの担い手でもあり、完成させる人という意味を持ち、デザイナーからカスタマーがバトンタッチしてクリエイションを完成させる。さて、私は完成できるのでしょうか。つくるときは動画でアップしたいと思います!