中途採用の面接に関わる現場スタッフ3人が「こんな人と働きたい」というテーマで語り合った。
中山 未央(なかやま みお)
2002年新卒入社以来goldie H.P.FRANCE一筋で早10年。二子玉川店長職を経て今年10月よりgoldie H.P.FRANCE事業部 人事教育担当マネージャーに就任。
林 瑞紗(はやし みずさ)
2003年ライチ事業部にアルバイト入社、1年半後には社員登用制度を利用し正社員に。ベテラン店長として都内店の人材育成を担当している。
益子 杏子(ましこ きょうこ)
2002年新卒入社、ライチ、Lamp harajuku等さまざまな事業部を経て2005年destination Tokyoオープニングから関わりNOZOMI ISHIGURO初代担当に。現在はdestination事業部 副事業部長を兼務。
goldie H.P.FRANCEは全国に10店舗を展開する社内一大きな事業体。
全国8店舗展開のライチで一番新しい、ラフォーレ原宿店。
個性豊かなスタッフがそろうdestination Tokyo。
- ── 絶対トップになってやる! 悔しさもポジティヴな原動力に
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人事部:今日は販売スタッフの中途採用面接にも関わってらっしゃる現場の皆さんに集まっていただきました。まずは、ご自身の入社のきっかけを教えてください。
益子:私は2002年度の新卒採用で入社しました。学生時代Lamp harajukuが大好きだったのをきっかけにアッシュ・ペー・フランス(以下H.P.F,)の色んな店に行くようになり、気づいたら行く店行く店全部H.P.F,だったので当然のように新卒採用を受けたんです。内定をもらってすぐLamp harajukuでアルバイト研修を始められたので、内心やったー!ってガッツポーズだったんですけど、4月の入社式で受け取った配属通知は「ライチ」。大ショックでした。
中山:私は益子さんと同期入社ですが、私の場合、最初はあまりH.P.F,のことを知らなかった。実は、当時すごく行きたい別の会社があったんですが残念ながら最終面接で落ちてしまいガックリしていたときに、ふとSERGE THORAVALを扱っていたH.P.F,のことを思い出して秋採用を受けてみたのがきっかけです。
林:私も入社前はH.P.F,のことはあまり知らなかった。もともとアパレル他社で1年間販売をやっていたんですが、時給は良くて仕事も楽で…なのに「販売ってずいぶん楽な仕事なんだぁ」ってつまらなくなって辞めちゃったんです(笑)。そんなとき、たまたまインターネットで社長と人事部の対談を目にしてなんだか面白そうな会社だなと思い、知っている店を探してみたらライチ池袋店が求人していたので「ここでやってみよう」って。どっこい入社してみたら「え~!?なにこれ!」ってくらい厳しくって!
人事:楽だと退屈しちゃう林さんにはピッタリだったわけですね?
林:いや、それはそうなんですけど…一応経験者なのに初心者待遇で悔しくて悔しくて。とにかく早く時給を上げたくて「絶対トップになってやる!」って決意したんです。面接時に「わたし結構売ります」って豪語しちゃったのもあり引くに引けなくなってしまって(笑)。 - ── いま思えば、最初の3年はかなりの問題児
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人事部:でも、負けず嫌いとかプライドの高さも必要ですよね。皆さんそうじゃないですか?
中山:確かに。私も頑張ったのに結果が出ないっていうのは嫌。販売の仕事って頑張った結果が数字で見えるじゃないですか、目に見える結果を残したいって思ってやってきました。
益子:私の場合、入社半年後に念願叶ってLamp harajukuに異動になったのに、やる気が仇になって空回りの連続で、憧れの米山さんにストックルームでお説教されて泣いてばかりいる毎日が苦しくて…ついに「ほかの場所で何でもいいので仕事を覚えたい!」って直談判して別の店に異動させてもらったんです。異動先は、デニムやメンズ主体のカジュアル店舗で、しかもスタッフは私以外みんなベテランのアルバイトばかり。そんな中に一番若くて何もできない私が一人だけ社員として放り込まれて、でも自分から出て行ったからにはもう何が何でもやってやる!という気持ちでガムシャラに店長業務を覚えたんです。そこで揉まれた経験は大きかったですねー。今思えば、当時はうまく行かないことをいつも周りのせいにして噛みついてばかりいたんですよね。入社後3年ぐらいは店も転々とするわ、文句ばかり言うわ、かなりの問題児だったと思います。 - ── 「想い」を伝えること、販売の仕事はそこから始まるもの
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人事部:そんな問題児だった益子さんも今ではアルバイト採用を任される立場なんですが、皆さんはどんな人と一緒に働きたいと思って面接に臨んでいますか?
中山:goldie H.P.FRANCE(以下goldie)の場合は全国に10店舗、大きな店もあれば小さな店も、いろんな店があるのでその場その場で自分なりに努力したり成長したり楽しもうとできる人。お店ごとの魅力ややりがいを自分から見つけ、今いる環境を楽しむ積極性が大事なんです。あとは「素直さ」かな。個性ももちろん大事だけど、今までの自分の価値観と違う、何か新しいものを人から提案されたときにそれを採り入れてゆける柔軟性がある人っていいな。そういうのってファッションでも仕事でも大切だと思うんですよ。
人事:最近よく社長が「“フランス好き”の原点に戻ろう」って話しているのを聞くんですが。
中山:確かにgoldieの場合、ヨーロッパに憧れる気持ちはとても大事。ただ販売員ってだけじゃなく、「あの国に行ってみたい」「あの展覧会が楽しそう」という自分の興味や憧れ、想いを噛み砕いてお客様に伝えるのも私たちの役割だと思うんです。
林:ライチの場合は好奇心旺盛な人が欲しいですね。ちょっと癖やこだわりがあってもOK、まずは何でも取り入れてみようとする姿勢が大事。あとは、忍耐力!売れる売れないじゃなく、まずは一生懸命「想い」を伝えること、販売の仕事ってそこから始まるものだと思うんですよ。「このお客様は買ってくれなさそう」で諦めるのではなく、そこに対してどう挑もうとするか、どう楽しもうとするか、そういう意味での忍耐力って必要なんじゃないかな。 - ── 好き!という気持ちが自分を最高レベルに高めてくれる
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益子:うちの場合は「好き」という気持ちがすごく大事。オシャレするのが好き、人と話すことが好き、アクセサリーが好き、このブランドが好き、この店が好き、この街が好き…。その、好き!という気持ちを私はこんな風に活かしたいってアピールできる子が欲しいな。あと、「ここじゃなきゃイヤだ!」ってこだわりもすごく大事。destination TokyoもWALLも、「ここで働くことがステイタス」って思って自分を最高レベルに持っていけるポテンシャルが必要だから。そしてもう一つ欲しいのが「妄想力」。「未来から物事を考えるように」ってずっと社長から言われてきているんですが、最近は攻めの姿勢や妄想や空想を描ける人が少なくなっているんです。
林:ポジティヴってのも大事なことですよ。最近うちのスタッフから、私の唯一の長所はスーパーポジティヴなところだ、そこしかないって言われてしまって(笑)。でも確かに何をやるにもポジティヴって必要。大変なことを楽しいって思えたり、考え方の角度を変えられる人じゃないと何かを長く続けていくことは難しいかなと。特にリーダーはポジティヴじゃなきゃいけないし、守りに入っちゃいけないと思いますね。
(取材・撮影:2011年11月1日)



















