
■2010年春夏プレゼンテーションの会場にて。MADEMOISELLE MIXTEをテーマに、1ボディ8~15ブランドのミックスでつくりました。

■(右)イタリアンVOGUEで賞をとったデザイナーの商品も一足早くプレゼンテーション。
今回は、プレス向け2010年春夏のプレゼンテーションもあり、出社第1日目から、かなりの緊張感。社内のVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)チームの力をお借りして会場の設置。そして、レイアウトにそってBODYの搬入。商品はというと、100%思ったとおりに届かないのがいつものこと。「どうやら今回も苦戦模様…」と内心、かなりのプレッシャーで初日を終え、2日目をむかえます。(思わず朝4時に目が覚めて頭の中を商品がぐるぐる)。
ずらりっと並んだ服と雑貨を一瞥しながら、瞬間にひらめいた物と物、パーツとパーツをパズルのように組み合わせていきます。もちろん、1体だけ完成させて終わりでなく、全体の空気感を「2010年春夏」のテーマに連鎖させられるように、13体のBODYにアクセサリー&雑貨の全てとのつながりを持たせていきます。
「どうしてこういうコーディネートが出来るの?」とよく聞かれるのですが、それはもう「閃き!」でしかない、とお答えしましょう。
買い付けシーズンにはSHOWROOMで、展示会で、DEFILE(ファッションショウ)で、インスタレーションで…、ものすごい量の商品を見るわけですが、そんな中、瞬時にものを「買う!」のと同じことかもしれません。瞬間で商品の特徴もディテールも見抜いて、それを選び、最後にまとめて1つのテーマにしていく、いえ、そこからテーマが最後に“出てくる”といったほうが良いかもしれません。その場でわからないから写真を撮って後からオーダーを入れる、なんていうバイヤーもよくいますが、私は絶対に「その場」「その瞬間」で迷わず決めます!
仕事って不思議なもので「もうこれしかない」「もう今しかない」という最大リミットのぎりぎり状態、崖っぷちに立たされることが何度もありますが、その崖っぷち状態を何度も経験すると、いつの間にかそのぎりぎりで、アイデアや解決方法が浮かび上がってくるものです。 いつも100%揃った状態なんかない!そんな中で今あるものをどれだけ最大限に活かすか?その繰り返しをやっていってだんだん強くなるのでは…と思います。キャリアや経験という言葉に満足せず、どんなことにも真摯な態度で受け入れて投げ出さない!ぎりぎり状態の中でも投げないで、まずやってみる。それのみ、と思います。
ご好評いただいて、なんとかプレゼンテーションは終了。2010年春夏の頭から2009年秋冬へカムバック。今度は、売り場に神経を集中です。
こうして日本へ出張するたびに、スタッフと、お客様と、一緒に動いていく売り場が大好きです。いつも自分のORIGIN=源(みなもと)は、売り場にあると思っています。売り場に立つために日本へ出張する、というのが正しい答えかもしれません。
今の日本のマーケットは、どこへ行っても同じもの、価格だけで訴求された商品が多く、「夢」を見せてくれるような楽しい商品や売り場がなくなってきていると感じます。直接身につけなくても、持っているだけでうきうき楽しく、思わず微笑んでしまうような、EMOTIONと想像力をかき立ててしまう、そんなハートに響く商品をこれからも買い付けしていきたいと思います。
来年も爆発!!!していきます!
■連載VOL.1で問いかけた解答がここにあります。それは「カイ君」。今私がはまっていて、今回4匹PARISから連れてきています。ツリーにもちゃっかり載っていますし、大人気のPRINCESSE LAPINたちとも記念撮影。■(左/上下)大阪店での打ち上げパーテイー。スタッフが、ブタマンとたこ焼きをサプライズで準備してくれました!思わず、一緒にチーズ!
「いつも100%揃った状態なんかありません。崖っぷち状態でも投げ出さないでやってみる。
そこからアイデアが浮かび上がってくるのです」
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湯沢由貴子(ゆざわ ゆきこ)21世紀を明るくたくましく生きる大人の女性のショップ「CONCENTO PARIS H.P.FRANCE」のバイヤー。 MODEの中心地パリに住んで16年。世界のクリエイターと交流を深め、独特の感性とコーデイネート力に定評がある。 |

