
■(左)ANTONIO MARRASのDEFILE。■(右)ショートなフラワーフリルのブルマーパンツにテントラインの手編みカーディガン。

■(左)Kristina TiのDEFILEのフィナーレはまさにランジェリーの上にトランスペアレントなワンピース。■(右)「半けつ」のマイクロミニショート。ポケットはなんとブラのカップを使用しています。
そんな、1つの方向を向いていないように見えるMODEのトレンドの中で、2010年の幾つかの傾向をお話ししてみます。
①「軽さ!」
ずるずる、ずっしり重いジャケットよさようなら。ライトに軽やかに、凛とした美しさで進んでいく女性像にごきげんよう。
②「LINGERIE&TRANSPARENTE」
ランジェリーにトランスペアレント。実際には街には出て行けませんが、気持ちはもう!この感覚。服自体にランジェリーのディテールがパイピングされていたり、強調するタックが施されたり、まさに「新肉体の構造」。
③「ミニ&ショートのヴァリエーション」
どこへ行ってもボトムスはミニかショート。ショートは、「半けつ」(失礼!美しい言葉ではありませんが、まさしく表現するにピッタリの言葉なのです。半分、ヒップが出ている状態のことです)か膝上7cmくらいの丈までで丸いシルエットのもの。その他、ジーンズ風に染めたカットソーのショートもクール!です。
④「ゆるゆるレギンス」
2008年春夏より、いち早くPVCレギンスを買い付け、トレンカという言葉が存在する前からレースのトレンカをバイイングしていた私ですが、次なるレギンスの方向性は?と聞かれたら2010年は即座に答えます。「足元にノーフィットなゆるレギンス。ゴムが伸びてしまった!?と思われても颯爽と歩きましょう!無地も柄もあり」です。
レースのトレンカは、逆にレースのレギンスに進化し、ぴたぴたPVCは、大柄なフラワープリントとの大胆な切り替えが1番NEW!です。他にエコなBERRY染め、コットン100%のレギンスが新しい!BERRYのTACHE(=フランス語で「染み」)が微妙な感覚。
■ANTONIO MARRAS(左)、JOHN ROCHA(右)のショウでもルーズなゆるレギンスが…。
■(左)少数精鋭なアトリエで制作される新規ブランドのカーディガンも肩がスクエアに。着るととても美しいシルエット。■(右)派手めなレッド&ホワイトのベアトップドレスの裾には、蛍光イエローが。

■こちらはシークレットなNEWブランド。懐かしい香りがするとてもステキなネックレスです。
⑤「肩」
80年代テイストは終わり!と各方面で取り上げられている中(実際、新聞のインタヴューで私もこう答えました)、「服は肩で着るもの」というポリシーのもと、2010年春夏は肩のラインまでスクエアにシェーピングされたものが出ています。大きくVOLUME肩でなく、肩のラインそのものでスクエアなものが少し。BODYを大げさでなく美しく見せるでしょう。
⑥「FLUO(蛍光カラー)」
軽くふわふわ、とらえどころのない女性像というよりは、内に秘めた「強さ」を持ったところが2010年春夏の傾向。軽いシフォンには衝撃的なフューシャピンクや蛍光イエローでアクセント。アクセサリーも蛍光ヴィニールのブレスレットや、蛍光カラーのバッグも!
⑦「50-60年代風パーツ」
ちょっと前まではクラシックと思っていた七宝の大きなお花や蚤の市で見つけられそうなバークライトにいぶしGOLDのディテールのついたパーツが、2009年秋冬のように巨大ではなく、本当にその時代にあったような大きさで登場。大げさでないとことがCHICで2010年の気分です。
まだまだ、細部にわたり書ききれない要素がたくさんですが、今回はここまでにします。
でも考えてみてください、MODEは本当にないものねだり…。次から次へと新しいトレンドに迎合するべく自分も磨いていかなければなりません。あれも欲しいし、これも着てみたい。そんなFEMME CAPRICIEUSE(わがままな女性)。でもその中にしっかり「自分らしさ」があることが、大切だと思います。
*DEFILE=フランス語でファッションショーのこと。
「MODEはないものねだり。
そんな“FEMME CAPRICIEUSE(わがままな女性)”こそMODEの上級者!」
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湯沢由貴子(ゆざわ ゆきこ)21世紀を明るくたくましく生きる大人の女性のショップ「CONCENTO PARIS H.P.FRANCE」のバイヤー。 MODEの中心地パリに住んで16年。世界のクリエイターと交流を深め、独特の感性とコーデイネート力に定評がある。 |

