■これが話題のリヤドロ。ミラノだけでなくパリのMODEMの表紙にもなりました。前シーズンは、MAISON&OBJETの中の「アウトドア-インドア」のホールの中に何故か全く違う分野の陶器「リヤドロ」がおごそかに展示されていて、アウトドアとは何の関連性もなかったのにその美しいたたずまいにしばし見とれ、会場を一周してはまたそこのスタンドの前で見とれ・・・・、ちょっとしたオタクストーカーをしていたことがありました。それが、ミラノへ移動し『MODEM』を手に取ると、今やバイヤーのバイブルとなっているこの小冊子の表紙を飾っているではありませんか!
そして、再びPARISへ戻り・・・・、パリコレの会場に向かう途中の装飾美術館のウインドウを見たら、なんと!そこにもかのリヤドロが飾られていたではないですか。今までクラシックで目にも留めなかったリヤドロが「気になった」前シーズンでした。
今年は?
まずは、SALON de PRET A PORTER(**)のトレンドブース。
テーマは「EXCESS ou LESS?」(過剰なものか全くないものか?要するに、やりすぎか、やりなさすぎか?というニュアンスでしょうか)のEXCESSのパネル。壁一面にコラージュされたサイケデリックな装飾、むしろ「ごてごて」って言う言葉がピッタリの服を着たマネキン、そこにVOUDOU教(***)の人形が・・・・。ここのところ、読んでいた本のなかに何回か出てきて、ちょっと気になって頭の中にふわふわと浮遊していた、あのブードゥー教のお人形でした。
トレンドを予測するなんて、とても私の領域ではありませんが、よくこんなことが起きるのです。これからロンドン、ミラノへ入り、きっとこれにつながることが現れて!そして、2010年のトレンドMAPへと続いていくと思います。
とはいえ・・・・眉間にしわ寄せてトレンドか否かを討論するより、純粋に「かわいい!」とか「好き!」を素直に楽しく!買い付けしてしていった結果が、今の気分に間違いないのです。
ちょっとくだらなくても、チープに見えても「ハートがドキドキするもの」を買うこと、これが人々の心を動かす(大げさ!?)バイヤーの使命と思っています。続きへ乞うご期待!!!
(今回、少しだけ写真をお見せします!)
■(左上)イギリス人デザイナーHUDSON POWELLによる「EXCESS」なコーディネート。■(左下)現代版ブードゥー教のお人形という感じでとてもカラフルです。■(右)コラージュされた写真は、女性が瞑想しているポーズや手の甲やふくろうで、どことなくスピリチュアルな雰囲気。
■(左)くだらないプラスチック(!)のお皿とはいえ、PRINCESS LAPIN(ウサギ王女様)、PIRATE HAMSTAR(海賊ハムスター)、DISCO CHAT(デイスコ猫)とタイトルも可愛く、見ているだけで幸せになる絵皿。お弁当BOXやコーヒーカップも買い付けしています。これは、クリスマスのプレゼントに使うものです。■(中央)サーカスのPIEROの顔のワンピース。総スパンコールというのも今回の展示会でよく見たパーツ使い。■(右)何故か、擬人化された動物をよく見る今日この頃。これはちょっとリアルなスパンコール蝶ネクタイのウサコT-SHIRT。*QUOI DE NEUF?「なんか新しいことない?」というフランス語の言い回し。
**SALON de PRET A PORTER 直訳すれば婦人既製服の展示会ですが、実際は2010春夏の服とアクセサリー雑貨の展示会です。
***VOUDOU=ハイチの民間信仰。西アフリカから連れられた奴隷たちが持っていた信仰と奴隷解放。
「決め手はやっぱり直感。トレンドか否かではなく、自分のハートがどれだけドキドキするかが大事」
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湯沢由貴子(ゆざわ ゆきこ)21世紀を明るくたくましく生きる大人の女性のショップ「CONCENTO PARIS H.P.FRANCE」のバイヤー。 MODEの中心地パリに住んで16年。世界のクリエイターと交流を深め、独特の感性とコーデイネート力に定評がある。 |

