「手回し計算器」ってどんなものか、知ってますか?

これです。
先日、友達が去年オープンした町田のバー「Funny Beat」に久しぶりに顔を出した時のこと。
行ったのはオープン直後、まだ7時くらいだったからカウンターには僕が一人だけ。
その後に行かないといけないところがあったので、1杯だけ飲んですぐに出るつもりだった。
すると、頼んだレッドアイを一口飲んだくらいの時に、お客さんが入って来た。
やたらに早い(僕もだけど)。
その男性、佐藤さん(仮名)、は定年したばかりといった雰囲気で、
なんと言うか礼儀の正しさが身に付いてるような方だった。常連さんらしい。
ボトルキープしていたジャックダニエルの瓶を友人が取り出す。
「佐藤さん今日はどうしますか?」
「水割りにしてくれる?」
まあまあ長いカウンターの僕は左端、佐藤さんは右の方に座っていてそう近くはない。
でもお客は他にいないので、バーテンの友人は僕と佐藤さんと交互に話すようになり、
そのうち自然と3人で話しをするようになった。
話題はインターネットのことだった。なぜその話しになったのかは覚えていない。
あ、思い出した。
佐藤さんも知っているらしい他の常連さんが、先日バーに来た時に友人に話したことで、
高校生の息子がインターネットばかりやって、外に出て遊んだり買い物したりせず、
年頃なのにそんな風でいいのかと、とても心配しているらしいと友人が話し始めたからだ。
そこから始まって、Webの良いところ悪いところなんていう話しになって行った。
Web好きの僕としては黙ってられず、色んなことを話し始めた。
ひとつ、僕がいつもWebやPCの話しをすると行き着く疑問がある。
それは、PCが無い時代には、デスクでいったいどんな仕事をしていたのだろうか、ということ。
僕はもうどっぷりPCに依存しているから、PC無しでのデスクワークなんて正直に想像ができない。
いつもその話題になっても、周りにいるのは同じ感覚の世代ばかりだから、疑問で終わっていた。
これは願ってもないチャンスと思い、佐藤さんに聞いてみた。
「僕なんかの時代はPCなんて無かったけど、『手回し計算器』は良く使ったなあ」
「え? 手回し計算器?」(僕&友人のバーテン)
「え、聞いたこと無い? 手回し計算器。 あ、そう、ない? そうかあ、そうだろうな〜。」
そう言って一人で納得してウンウンうなずいている。そんな世代だ(笑)。
基本調べたがりなので、iPhoneを取り出し(自慢です)検索開始。佐藤さんは興味津々の様子。
Googleですぐに出て来たサイトが「タイガー手廻計算器資料館」。
「え、普通にサイト見れるの? スゴいなあ。あ、そうそうタイガー、タイガーさん!」
かなり上がって来た佐藤さん。
知らなかったけれど、いわゆるカシオで有名な電子計算機よりも前に存在した、
手動式の自動計算器があったらしい。何歳くらいが知っているラインなんだろう?
昭和45年に販売を停止したらしいので、僕らの親の世代くらいかな、たぶん。
詳しくはサイトで見て欲しい。
佐藤さんはなんでも、橋とかを設計する建築関連のお仕事を長年されていたらしく、
小数点10ケタくらいまでの誤差が無くなるまで「手回し計算器」を使って計算をしていたらしい。
小数点10ケタって。。。
でも、その差が数キロ先まで行くと数十センチ、数メートルになるんだそうだ。
それは計算器欲しいよね。
ぜいたくな時代にいるということを、改めて感じた教訓ストーリーなんだけど、
ありがたみというものは、前後の背景を知ってこそなんだとも思う、今日この頃です。


正しい位置がウケる。左利きにとって意外に便利だった?
Funny Beat(ショットバー)
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042-720-9360
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