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春をもとめて福岡出張編 番外編

326() 夜 東京にて

 

午後2時半過ぎ福岡を出て約1時間半、羽田空港に到着。すぐさま京急とJR山手線を乗り継ぎ新宿駅下車。出張の荷物を小田急新宿駅のコインロッカーに預け、原宿オフィスへ。

 

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今夜は名古屋のF社のN社長と会食の予定があるため、溜まっていた書類関係を整理しただけで待ち合わせの今桜満開と聞く六本木/東京ミッドタウンにあるTheatre H.P.FRANCE(テアトルアッシュ・ペー・フランス)のお店に向かう。お店にはすでにNさんが到着しており、メンズコーナーでスタッフに商品説明を受けていた。このTheatle H.P.FRANCE はこの3月末でちょうど開店1年を経過した。

思い出せば昨年はこの店の開店で、展示会スケジュールとも重なり関わるメンバーはとても忙しかった。この店は20年あまり前、我々が最初にH.P.FRANCE BOUTIQUEを立ち上げた頃、バイヤーのセンスひとつで品揃えをしていた、この原点に回帰しようと想い創りだした。売れるものではなく、感覚でいいなあと思うものをふたりのバイヤーがヨーロッパから集め生まれたのがこの店。それともうひとつ、この店は靴を頑張って扱おうと決心して始めた。メンズ靴ではcollection PRIVEE?、GIANNI BARBATOがメイン、レディース靴ではMICHEL VIVIENRUPERT SANDERSONBRUNO FRISONIなど揃う。六本木界隈で仕事されるお客様にはこれらのブランドはとても人気と聞く。店舗は古い劇場ロビーを彷彿させるような内装が施され、日常から非日常に切り替わる場所=劇場としてデザインされている。ロンドンなどの蚤の市で買い付けた劇場の観客席、古い生地のカーテンなど独特の味を出している、落ち着く空間と思う。

0404-1.JPG             GIANNI BARBATO        RUPERT SANDERSON              RUPERT SANDERSON               BRUNO FRISONI 

N社長さんと歩いて今晩の食事場所である⑤割烹 小田島へ。和食にワインをコーディネートしてくれるとして有名なお店。カウンター越しにご主人をはじめ板前さんが忙しく包丁を振るう。なかなか予約が取れない店で今日の予約も数週間前に入れたもの。まずはシャンパンで乾杯。N社長と二人で食事するのは以前名古屋で味噌うどんをご馳走いただいた以来だ。亀食日記の話から名古屋の食文化の話へ。名古屋の家庭にはぜったい欠かせないお料理の友、⑥つけてみそかけてみその話は以前TV番組で知ったこと。名古屋の住民はなんでもこの味噌をつけて食べるという。朝のトーストにも冷奴にもこの味噌がマッチングするそう。もうひとつ名古屋の食の話、コーヒーを注文すると寿司が付いてくるという喫茶店の存在、地元では有名らしい。などなど名古屋限定?の信じられない現象をN社長から聞く。今度名古屋に行った際にはぜひ現場を押させたい。さて小田島で出てくる料理はすべてうまい。その中で以前も食べて最高だったのが、フォアグラ大根。だし汁に浸かった大根の上にフォアグラがのる、そして鴨肉のローストはなんと添え物的存在。この大根とフォアグラが見事に口の中でミキシング、納得の味。出される料理に合うワインをボトルでサービス頂けるのもこの店の好きなところ。赤ワイン、白ワインとともに食事はすすむ。話は仕事の話へ。40代、50代の女性に合うファッションがなかなかブランドとして生まれてこないこと、ぜひF社で取り組んでほしいと思う。小刻みにタイミングよく出てくる美味しい料理とどんどん飲めるワインと盛り上がる話で気分は最高。出張の疲れなどまったく感じない楽しい会食となる。

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小田島を出て新宿のホテルに向かうというN社長に便乗、タクシーで新宿へ。ルミネ新宿の交差点前でタクシーを降りN社長と別れ、私は小田急新宿駅へ向かう。

 

今日は出張の荷物があるので少々贅沢をして小田急ロマンスカーに乗車した。新百合ヶ丘までノンストップで座席に座っていけるメリットがうれしい。

 

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N社長から頂戴したお土産、名古屋名物⑦養老軒おしをういろを自宅に戻り家族で頂く。

普通のういろと違うのは食べてみてわかる。小豆とお餅に感じるほのかな塩味がもちもちしたういろを引き締めている。添えられた紹介文にて、この塩はアンデス山脈の深い眠りについていたピンクに輝くミネラル豊富の岩塩と知る。だから塩スウィーツと言えるかもしれない。N社長、ご馳走様でした。私が差し上げた辛子明太子はいかがでしょうか。

 

出張先での楽しみ、いろいろの方と会い語らう楽しみ、これはやはり食事の楽しみにつながる。食を通じてのコミュニケーションをこれからも大切にしていきたい。

 

① Theatre H.P.FRANCE (テアトル アッシュ・ペー・フランス)

   大人のためにアクセサリー小物雑貨を中心に構成された店。メンズコーナーも併設されアンテークウォッチも取り扱う。

   アッシュ・ペー・フランスが生まれた原点に戻りバイヤーの感性で品揃えされた商品が新鮮。

   東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン D-0220

   tel:              03-5413-0626       

  

② GIANNI BARBATO (ジャンニ・バルバート)

   イタリア/ナポリ生まれのデザイナーは70年代に靴つくりをスタート。自身の名をつけたブランドと共に様々なデザイナーの

     靴も手掛けた経験を持つ。伝統に裏打ちされた技術と独自の感性で根強いファンを持つ。

 

③ RUPERT SANDERSON (ルパート・サンダーソン)

   ロンドン市内で路面店を持ち、有名百貨店でも展開する靴デザイナー。男性で二枚目という情報がある。

 

④ BRUNO FRISONI (ブルーノ・フリゾーニ)

   1999年自身のブランドを立ち上げる。コンテンポラリーアートや60年代建築様式に影響された彼のコレクションは優雅で気品高く、多くの世界的著名人の心を奪う。

 

⑤ 割烹 小田島

     板前であるご主人がパリ修行中に知ったワインと和食の組み合わせを推奨するお店。

   旬な食材を日本料理の枠にとらわれることなく腕を振る。

   東京都港区六本木7-18-24鈴木ビル

   tel:              03-3401-3345       

 

⑥ つけてみそかけてみそ

     名古屋ではどの家庭にも冷蔵庫に常備されている地域限定味噌調味料。発売はナカモ株式会社。

   TV番組で紹介されて全国的なブーム。

   www.nakamo.co.jp/index.html

 

⑦ 養老軒 おしをういろ

   大正9年開業のういろで有名な和菓子の老舗。

   www.wagashiya.net/yoroken/

PROFILE

【写真:Isao】
亀山 功(かめやま いさお)

アッシュ・ペー・フランス株式会社 取締役専務 新しく原宿オフィスが拡張。ビルの4階も借り2フロア体制となり4階に45名のメンバーが一同に集まる事務所は壮観。縦横斜めと会話が交わされどんどん情報が回遊する様はまさに動きを感じる。でも早朝8時に出社、ひとり向かう机が一番落ち着く。私はやっぱりこの静けさが好き? たくさんのアイビーの緑が息する音を感じながら・・・。